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category: 質屋についての豆知識
最終更新日 : 2026年07月28日
投稿日 : 2026年07月28日
「質屋で宝石を預けると、いくらになるの?」「少しでも高く現金化したい」とお悩みではありませんか?宝石の質預かり額は、宝石や地金の品質・相場、店舗の査定基準などによって決まり、一般的には買取額より低くなる傾向があります。
この記事では、質屋で宝石を預けた場合の金額の目安や種類別の査定傾向、質預かりと買取の違いを詳しく解説します。査定時に確認したいポイントや、信頼できる質屋の選び方も紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

宝石の質預かり額は、宝石や地金の品質・相場、店舗の査定基準などによって決まり、一般的には買取額より低くなる傾向があります。
まずは種類ごとの詳しい査定傾向について解説します。
ダイヤモンドは4Cをもとに品質を評価でき、品質や査定時の市場相場、店舗の販売環境などに応じて質預かり額が決まります。4Cとは、カラット・カラー・クラリティ・カットの4項目を指し、これらをもとに品質が評価されます。
大粒で内包物や傷が少なく、カット評価の高いダイヤモンドは高く評価される可能性がありますが、正確な金額は現物査定で確認する必要があります。ダイヤモンドの査定額は、4Cによる品質評価に加え、査定時の市場相場や店舗の査定基準次第です。
代表的な色石であるルビー・サファイア・エメラルドは、品質が高いほど高額査定につながりますが、発色や透明度による個体差が大きい傾向があります。ダイヤモンドの4Cのような統一された評価基準だけでは判断できず、一点ごとに色合いや傷、処理の有無などを確認する必要があるためです。
「ピジョンブラッド」と評価される高品質なルビーは高値になる可能性がありますが、産地だけでは判断できず、色・透明度・重量・処理の有無などを含めた鑑別が必要です。査定額が品質によって大きく変動するため、色石の専門知識を持つ査定員が在籍する質屋を選ぶことが重要です。
タンザナイトやアクアマリンなどの色石は、一部の希少石を除き、宝石本体の価値だけでなく、台座に使われている地金の重量やデザイン性も査定額に影響します。ダイヤモンドに比べると、色石は種類や品質による価格差が大きく、市場での取引価格が安定しにくいためです。
18金やプラチナの台座が使われているジュエリーは、査定日の地金相場をもとに素材価値が評価されます。色石そのものだけでなく、台座を含めたジュエリー全体で査定されることを把握しておきましょう。
質屋で宝石を利用して現金を得る方法には、品物を担保として預ける「質預かり」と、所有権を手放す「買取」の2種類があります。
宝石を将来取り戻したいかどうかを考え、目的に合わせて使い分けることが大切です。
質預かりは、宝石を担保として預けることでお金を借り、期限内に元金と質料を支払えば品物を取り戻せる仕組みです。宝石を手放すことなく、一時的に資金を調達できます。
急な出費が発生した際に指輪を一時的に預け、後日、元金と質料を支払って受け戻すといった利用が可能です。思い入れのある宝石や高級ジュエリーを手放したくない方に適した方法です。
買取は、宝石の所有権を手放し、その対価として現金を受け取る仕組みです。一般的には、質預かりよりも高い金額で現金化できる傾向があります。質屋側が品物の受け戻しに備えて保管する必要がなく、買取後に販売できるためです。
長年使用していないネックレスなどを売却すれば、質預かりよりも高い金額を受け取れる可能性があります。今後使用する予定がなく、品物を手元に残す必要がない場合は、買取が選択肢となります。
質屋における宝石の査定額は、宝石自体の品質や素材の価値、デザイン、ブランド価値などを総合的に考慮して決まります。
提示された金額の根拠を理解するために、それぞれの査定基準を確認しましょう。
宝石の査定では、ダイヤモンドの4Cや色石の発色・輝きなど、宝石そのものの品質と希少性が基本的な評価項目になります。品質の高い宝石は中古市場でも需要が見込まれ、再販価値が高くなるためです。
カラット数が大きく、内包物の少ない高品質な宝石であれば、ノーブランド品でも高く評価される可能性があります。宝石の品質と大きさは、査定額を左右する重要な要素です。
査定時には、天然石か合成石か、加熱や含浸などの処理が施されているかを確認します。一般的には、希少性の高い天然石や無処理の宝石ほど高く評価される傾向があります。合成石や大幅な処理が施された石は、天然・無処理の宝石に比べて供給量が多く、希少性が低い場合があるためです。
たとえば、無処理の天然サファイアは、加熱処理されたサファイアより高く評価される場合があります。ただし、処理石にも価値はあり、宝石の種類や品質、市場での需要によって査定額は異なります。
宝石そのものの価値に加え、リングやネックレスの台座に使われている金やプラチナの純度・重量・査定日の地金相場も評価されます。金やプラチナには、素材としての市場価値があるためです。
小粒の宝石が付いたジュエリーでも、台座に18金やプラチナが使われていれば、純度と重量、査定日の相場に応じて評価されます。台座に使われている貴金属も、ジュエリー全体の査定額を左右する重要な要素です。
有名ブランドのジュエリーや中古市場で人気の高いデザインは、ブランド価値や需要が査定額に加算される場合があります。カルティエやティファニーなどの人気ブランドは、素材価値だけでなく、ブランド自体にも再販価値が認められるためです。
同じようなダイヤモンドリングでも、有名ブランドの刻印があり、純正の箱や保証書がそろっている品物は高く評価される可能性があります。知名度の高いブランドや需要のあるデザインは、査定時のプラスになります。

質預かりと買取には、「受け取れる金額」「宝石を取り戻せるか」「費用や期限の有無」という違いがあります。
それぞれの相違点を把握し、最適な契約形態を選択しましょう。
一般的には、買取のほうが質預かりよりも高い金額を提示される傾向があります。質預かりでは、品物の保管中に市場相場が下落するリスクなどを考慮して貸付額を決めるためです。
一般的には、質預かり額は買取査定額より低くなる傾向があります。ただし、具体的な金額差は、宝石の種類や品質、市場相場、店舗の査定基準によって異なります。
買取では、契約成立後に品物を取り戻すことは原則としてできません。一方、質預かりでは、期限内に元金と質料を支払えば品物を受け戻せます。買取は契約時に所有権が質屋へ移りますが、質預かりでは宝石を担保として一時的に預けるためです。
婚約指輪や形見など、手放したくない宝石を活用して一時的に資金を調達したい場合は、質預かりが適しています。将来、品物を手元へ戻したい場合は、質預かりを検討しましょう。
買取には返済期限や質料がありませんが、質預かりには受け戻し期限があり、利用期間に応じた質料が発生します。質料には、貸付金に対する利息や品物の保管費用などが含まれます。
たとえば、10万円を借りた場合、宝石を受け戻す際には元金10万円に加え、利用期間に応じた質料を支払う必要があります。質預かりを利用する際は、質料の計算方法と期限を事前に確認しましょう。
宝石を手放したくないか、少しでも多くの現金を受け取りたいかによって、適した方法は異なります。
後悔のない選択ができるよう、それぞれの判断基準を整理しておきましょう。
質預かりは、愛着のある宝石や形見など、手放したくない品物を一時的な資金調達に活用したい方に向いています。期限内に元金と質料を支払えば、預けた品物を受け戻せるためです。
急な医療費や事業資金が必要になったものの、代々受け継いだ宝石を手放したくない場合などに活用できます。大切なジュエリーを手元へ戻す選択肢を残しながら、資金を用意したい方に適した方法です。
買取は、今後身に着ける予定がない宝石を整理したい方や、できるだけ高い金額で現金化したい方に向いています。所有権を質屋へ移すため、一般的には質預かりより高い金額を提示されやすいためです。
デザインが古くなり、使用する機会がないジュエリーを売却して、新しい品物の購入資金に充てることもできます。今後使用する予定がなく、現金化する金額を重視する場合は、買取を検討しましょう。
質預かりと買取のどちらにするか迷った場合は、「将来、その宝石を再び使う可能性があるか」「今、いくら必要なのか」の2点を整理しましょう。宝石を手放した場合に後悔する可能性と、必要な資金額を明確にすると、適した方法を判断しやすくなります。
質預かり額が希望額に届かず、宝石を手放してもよい場合は買取を検討します。一方、少しでも手放したくない気持ちがある場合は、質預かりを選ぶのが安心です。
質預かりを利用する前に、費用となる質料の仕組みや受け戻し期限、期限の延長方法、質流れのリスクを把握しておく必要があります。
予期しないトラブルを防ぐためにも、基本的な仕組みを確認しておきましょう。
質料は、貸付金に対する利息と品物の保管費用などを含む費用であり、借入額や利用期間に応じて計算されます。質料の上限は質屋営業法で定められていますが、実際に適用される利率や計算方法は店舗によって異なります。
宝石を受け戻す際は、元金に加えて質料を支払わなければなりません。契約前に質料率と計算方法を確認し、受け戻しに必要な総額を把握しておきましょう。
質預かりには、預けた品物を受け戻せる期限があります。質屋営業法では、一般消費者との契約における流質期限を、契約日から3カ月未満に設定できないと定めています。そのため、多くの質屋では契約日から3カ月を期限としています。
例えば、4月1日に契約した場合、7月1日ごろが期限となるのが一般的です。ただし、具体的な期限の数え方は契約内容によって異なる可能性があるため、質札に記載された日付を必ず確認してください。
期限までに元金を用意できない場合でも、必要な質料を支払うことで期限を延長できる場合があります。延長できる期間や手続き方法、必要な質料は店舗によって異なります。
元金をすぐに用意できない場合は、質流れになる前に店舗へ相談しましょう。延長を繰り返すと質料の負担が増えるため、支払総額を確認しながら利用することが大切です。
期限までに元金と質料を支払わなかった場合、宝石は「質流れ」となり、所有権が質屋へ移ります。質流れ後は、原則として宝石を取り戻せません。
一方、質流れになった場合は、借入金の返済義務もなくなります。宝石を取り戻したい場合は、必ず期限内に受け戻しや延長の手続きを行いましょう。
宝石を質屋で査定してもらう際は、必要書類や付属品を準備しておくと、手続きをスムーズに進められます。
査定や契約に必要なものを事前に確認しておきましょう。
質屋を利用する際は、運転免許証やマイナンバーカードなど、店舗が指定する本人確認書類が必要です。質預かりや買取の契約では、利用者の氏名や住所などを確認する必要があるためです。
利用できる本人確認書類は店舗によって異なります。本人確認書類がない場合は、査定額に納得しても契約できないため、来店前に必要な書類を確認しておきましょう。
ダイヤモンドのグレーディングレポートや宝石の鑑別書は品質・天然合成・処理の確認に、ブランド保証書はブランドや製品情報の確認に役立つため、残っていれば一緒に持ち込みましょう。
ダイヤモンドのグレーディングレポートには、4Cの評価などが記載されています。書類がなくても査定を依頼できる場合はありますが、購入時の付属書類が残っている場合は、できるだけそろえて持ち込みましょう。
質屋での質入れは、査定、契約条件の確認、契約と現金の受け取りという流れで進みます。
来店から現金を受け取るまでの手順を確認しておきましょう。
店舗へ宝石を持ち込み、査定員に状態や付属書類を確認してもらいます。宝石の種類や真贋、重量、傷の有無、台座の素材などを専用の器具を使って確認し、査定額を算出します。
グレーディングレポートや鑑別書がある場合は、宝石と一緒に提示しましょう。査定には数分から数十分程度かかることがあります。気になる点があれば、査定額が提示された際に確認してください。
査定後は、質預かり額、質料、流質期限などの契約条件について説明を受けます。提示された金額に納得できるか、期限内に元金と質料を支払えるかを判断しましょう。
質屋によっては、提示された上限額のすべてを借りるのではなく、必要な金額だけを借りられる場合があります。条件を確認し、納得できない場合は契約を断っても問題ありません。
提示された条件に納得したら契約手続きを行い、貸付金と「質札」を受け取ります。質札は、後日、品物を受け戻す際や期限を延長する際に必要となる重要な書類です。
本人確認と契約手続きが完了すると、その場で現金を受け取れます。受け取った質札は、紛失しないよう大切に保管しましょう。
宝石や地金の相場を確認し、複数店舗の条件を比較することで、納得できる条件で取引しやすくなります。
少しでも納得できる条件で取引するために、確認すべきポイントを押さえておきましょう。
金やプラチナなどの地金相場を事前に確認しておくと、提示された査定額が適正かどうかを判断しやすくなります。相場の目安を把握していれば、査定額の根拠も確認しやすくなるためです。
宝石に鑑定書や鑑別書がある場合は、種類やカラット数、品質なども確認しておきましょう。ただし、公表されている地金価格が、そのまま質屋の査定額になるわけではありません。
査定時には、質預かり額と買取額の両方を提示してもらい、条件を比較することが大切です。両方の金額を確認すれば、宝石を預ける場合と売却する場合に、どの程度の差があるかを把握できます。
金額差に加え、質預かりを利用した場合に発生する質料も確認しましょう。それぞれの条件を比較してから、宝石を預けるか売却するかを判断してください。
質屋によって、宝石の査定経験や販売経路、質料の設定などが異なります。複数の店舗で査定を受け、提示額と契約条件を比較しましょう。
2〜3店舗で査定を受ければ、査定額だけでなく、毎月の質料や期限、説明内容も比較できます。時間に余裕がある場合は、複数の質屋へ査定を依頼することをおすすめします。
宝石を適切に査定してもらうには、宝石に関する専門知識があり、契約条件を明確に提示している質屋を選ぶことが重要です。
信頼できる質屋を見極めるための基準を確認しておきましょう。
宝石に関する専門知識を持つ査定員が在籍し、質預かりや買取の実績が豊富な質屋を選びましょう。色石などの査定には専門知識が必要であり、査定経験が少ない店舗では、相場変動などのリスクを見込んで慎重な金額を提示される可能性があるためです。
公式Webサイトに宝石の査定実績が掲載されているか、査定員が宝石学の知識を持っているかなどを確認しましょう。査定員の専門性や店舗の実績を調べてから来店することが大切です。
宝石の品質、地金の重量、ブランドの需要など、査定額の内訳や根拠を分かりやすく説明してくれる質屋を選びましょう。査定額の理由を具体的に確認できれば、提示された金額に納得しやすくなります。
「カットの評価が高いため加算した」「台座の重量を地金相場に基づいて評価した」など、査定内容を具体的に説明してくれる店舗は比較しやすくなります。質問に丁寧に答えてくれる質屋を選びましょう。
質料率や期限の延長方法、査定料・キャンセル料の有無などを、分かりやすく明示している質屋を選びましょう。契約前に費用を確認しておけば、説明不足によるトラブルを防ぎやすくなります。
店頭や公式Webサイトに質料率が掲載されているか、査定料やキャンセル料が発生するかを確認してください。金額だけでなく、契約条件や費用を丁寧に説明してくれる店舗を選ぶことが重要です。
質屋での宝石査定に関するよくある質問を以下にまとめました。
デザインが古い宝石やノーブランド品でも、宝石の品質や台座に使われている金・プラチナの価値に基づいて値段が付く可能性があります。ブランドの有無にかかわらず、宝石や地金に素材としての価値が残っている場合があるためです。
何十年も前に購入したノーブランドのリングでも、金の重量やダイヤモンドの品質によっては、想定以上の査定額が付くことがあります。古い品物だからと処分せず、まずは査定を依頼しましょう。
傷や欠けがある宝石でも、査定や質預かりを依頼できます。ただし、再研磨や再加工にかかる費用などが考慮され、査定額が調整される場合があります。傷のある宝石にも、再研磨や地金の再利用といった価値が残っている可能性があるためです。
エメラルドの角に小さな欠けがある場合でも、地金の価値や宝石の残存価値をもとに金額が提示されることがあります。傷があるからと処分せず、まずは質屋で査定を受けてみましょう。
宝石を質屋で活用する際は、品物を取り戻せる「質預かり」と、宝石を手放す「買取」の違いを理解することが大切です。宝石への思い入れや必要な金額、質料の負担などを比較し、自分に合った方法を選びましょう。
質屋CLOAKでは、宝石やジュエリーの質預かり・買取の両方に対応しています。名古屋エリアで「お金が必要になった」「自宅に不要なものがある」などで質入れ・買取の利用をご検討されている方は、ぜひ質屋CLOAKをご利用ください。

監修:井上 男(だん)
金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

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