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category: 質屋についての豆知識
最終更新日 : 2026年02月01日
投稿日 : 2026年02月01日

「カメラを質屋に持っていこうかな?」 「でも、質入れと買取ってどう違うんだろう?」
大切な機材を現金化したいとき、どのような方法が自分に合っているのか迷ってしまいますよね。
カメラは精密機器であり、レンズやボディの状態によって価値が大きく変わるため、正しい知識を持っておくことが重要です。そこでこの記事では、以下の内容を詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読めば、カメラを預けるのか売るのかを自信を持って判断できるようになるはずです。大切な資産であるカメラを賢く活用するために、ぜひ最後までご覧ください。

急にお金が入用になったとき、お手元に不要なカメラがあれば質入れや買取を利用する方法があります。ご自身の状況に合わせて、どちらを選ぶべきかが異なります。
まずは、それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
質入れ(質預かり)は、カメラを担保として預ける代わりに、その価値に見合ったお金を借りる仕組みです。
質入れによるカメラの保管期間は、一般的に3カ月間と決まっています。この期間内に、質屋に対して借りたお金と「質料」を支払うことで、預けたカメラが手元に戻ってくるという流れです。
期限までにお金を返せない場合は、カメラの所有権が質屋に移る「質流れ」となります。このとき、カメラを質入れした人(質主)はお金を返す義務がなくなり、借金返済に追われることはなくなります。
質屋での質入れは、大切なカメラやレンズを売ることなく、一時的に現金を確保できるのが最大のメリットです。
カメラのプロが使う高価な機材や、価値の高い古いカメラなどは、一度売ってしまうと二度と同じ状態のものは手に入らないことが多いです。そんなとき質入れであれば、所有権を維持したままお金を借りることが可能です。
また、銀行の融資とは異なり、審査や手続きに時間がかからないのも魅力です。もし返済ができなくなっても、品物をあきらめるだけで済むため、督促などが来ることは一切ありません。
質入れ以外にも、カメラを完全に売却する買取を利用する手段もあります。買取であれば、提示された査定金額分の現金をその場で受け取れるのが買取の仕組みです。
買取の場合、質入れとは異なり、一度取引が成立するとカメラを手元に取り戻すことはできません。提示されたカメラの査定額に納得すればすぐに現金化され、カメラの所有権が質屋に移ります。
買取の場合質屋は商品を保管して返す手間がないため、質入れの査定額よりも高い金額がつく傾向にあります。使わなくなった機材を整理したいとき、もっともスムーズに現金を作る方法です。
質屋の買取を活用すれば、大切なカメラをその時点での最高値で現金化できるだけでなく、管理の手間や維持コストからも解放されます。一般的に質入れよりも査定額がアップしやすいため、まとまった現金をすぐに用意したい場面では非常に有効な手段です。
たとえば、最新のミラーレス一眼への新調を検討しているなら、旧モデルが型落ちになる前に売却するのが賢明な判断といえます。精密機器であるカメラを自宅で眠らせておくと、カビの発生やホコリの混入によって刻一刻と市場価値が落ちてしまいます。需要が高く価値が維持されているうちに手放すことで、次の機材への買い替え費用を効率よく捻出できるはずです。
中古市場で需要があるカメラであれば、ほとんどの種類が質屋での取り扱い対象となります。どのようなカメラが具体的に持ち込まれているのか、代表的な3つの種類を解説していきます。
それぞれ解説します。
プロやハイアマチュアが愛用するデジタル一眼レフは、今でも安定した人気を誇る種類です。
キヤノンの「EOS」シリーズやニコンの「D」シリーズなどは、頑丈な作りと豊富なレンズ資産があるため、質屋でも高く評価されやすいです。また、フルサイズセンサーを搭載した上位機種であれば、発売から数年が経過していても高額な融資や買取が期待できます。
ただし、シャッター回数が多いカメラは消耗品として扱われ、査定額に響く可能性があります。普段からメンテナンスをおこなっていると、より良い条件で取引できるでしょう。
現在、中古市場でもっとも需要が高く、高値がつきやすいのがミラーレス一眼カメラです。ソニーの「α」シリーズや富士フイルムの「X」シリーズなどがその代表格で、軽量で動画性能も高いため、幅広い層から支持されています。
とくに4K動画などの撮影機能が充実している最新モデルは、特に需要の高いモデルです。センサーサイズが大きく、レンズ交換が可能なタイプであれば、驚くような高値がつくケースも珍しくありません。
人気のモデルであると、質入れの際も有利な条件を引き出しやすくなるでしょう。
一般的なデジカメは厳しいですが、高級コンパクトデジタルカメラ(高級コンデジ)は高い価値が認められます。リコーの「GR」シリーズやソニーの「RX100」シリーズなどは、プロのサブ機としても人気があり、値崩れしにくいのが特徴です。
一方で、昔の安価な機種は買取が難しい場合もあります。しかし、最近は「スマホとは一味違う写真が簡単に撮れる」と古いデジカメが若者の間で流行しているため、意外な値がつくかもしれません。
まずは自分で判断せず、質屋に相談してみるのがもっとも確実な方法でしょう。
ここでは、カメラの査定金額の相場を以下の人気メーカー別に解説していきます。
ここでご紹介する相場は「査定金額=買取価格」を基準としています。質屋でお金を借りる「質入れ」の場合、融資額の目安は一般的に査定額の6〜8割程度となるため、同じ品物でも「買取価格 > 質入れの融資額」となるのが一般的です。
このことから、実際に借りられる金額の目安は「買取相場のおおよそ6〜8割(店舗や品物の状態により変動)」であることを念頭に置きながら、以下の内容を読み進めてください。
ソニーのカメラはミラーレス一眼の先駆者として圧倒的な人気があり、査定相場も非常に高水準です。とくにフルサイズミラーレスの「α7」シリーズや、プロ向けの「α9」「α1」などは常に需要があるため、高額な融資や買取が期待できます。動画撮影に強い「VLOGCAM」も若年層に支持されており、値崩れしにくいのが魅力です。
新しいモデルが出るペースが速いため、現行品に近いほど有利な条件で取引できます。
以下は、ソニー関連カメラの査定金額相場です。
キヤノンのカメラはプロやハイアマチュアの愛用者が多く、中古市場でも抜群の信頼性と安定した相場を誇ります。とくに「EOSR」システムへ移行してからはミラーレス機の評価が急上昇しており、最新の「R5」や「R6」などは高い査定額が継続しています。一眼レフ時代の「EFレンズ」もアダプターを使うと最新機で活用できるため、セットで持ち込むとさらに評価が上がりやすいです。
国内シェアが非常に高いため、どの質屋でも適正に査定してもらえるのが強みといえます。
以下は、キヤノン関連カメラの査定金額相場です。
ライカのカメラはほかのメーカーとは一線を画す「資産価値」を持っており、驚くような高値で取引されます。
ドイツの伝統的な職人技で作られる「M型」シリーズなどは、デジタル機であっても価格が下がりにくいのが特徴です。また古いフィルム機であっても高額査定が珍しくないため、まさに「一生モノ」といえます。
以下は、ライカ関連カメラの査定金額相場です。
ニコンのカメラは光学性能の高さと頑丈な作りが評価されており、実用性を重視するユーザーから根強い支持を受けています。
近年はミラーレスの「Z」シリーズがプロからも高く評価されており、相場も右肩上がりで推移している状態です。また、一眼レフの「D」シリーズ上位機種も、ファンがいるため一定の価値が保たれています。
レンズの描写力に定評があるため、ボディ単体よりも純正レンズと組み合わせるのが高額査定を引き出すコツです。
以下は、ニコン関連カメラの査定金額相場となります。
富士フイルムのカメラは独自の色彩表現とレトロなデザインが唯一無二の価値を生み、安定した相場を形成しています。とくにAPSーCサイズの「X」シリーズや、中判デジタルカメラの「GFX」シリーズは指名買いが多く、中古でも値下がりしにくいのが特徴です。
フィルムシミュレーションという機能がSNS世代からも支持されており、古いモデルでも価値が再発見されるケースが多々あります。趣味性の高いカメラだからこそ、状態が良いと鑑定士も驚くような高い評価を付けてくれるはずです。
以下は、富士フイルム関連カメラの査定金額相場となります。
質屋がカメラを査定する際、以下の5点を特に細かく確認しています。
詳しく解説します。
カメラの状態確認において、カメラの内部が正しく動き、画像を記録するセンサーがきれいであるかがもっとも重要なポイントです。
査定士は、電源を入れたときにエラーが出ないか、オートフォーカスがスムーズに合うかを最初に確認します。とくにセンサーに傷やカビがあると、写真に黒い点が写り込むため、査定額は大幅に下がりやすいです。またボタンの反応が悪いといった小さな不具合も、修理が必要だと判断されるとマイナス評価につながります。
正常に動くのが高額査定の第一歩ですので、まずは動作に問題がないかを自分でも確認しておくと良いです。
レンズは、内部にカビやクモリがなく、クリアな状態であるのが理想的です。
カメラのレンズは湿気に弱く、放置しておくと内部に白いカビが生えるケースが多々あります。一度カビが生えると分解して清掃する必要があるため、査定額はかなり安くなってしまいます。
また、強い光を当てて、チリやホコリが混入していないかの確認も厳しくおこなわれます。撮影に影響が出るほどのダメージがあると、買取や質入れが難しくなる場合もあるため注意が必要です。
カメラ本体に目立つ傷や塗装の剥げがなく、使用感の少ない美品であるほど高額査定に直結します。ボディに落下させたような跡や角の凹みがあると、目に見えない内部の精密部品にまで悪影響が及んでいる可能性を疑われてしまうからです。
また、グリップ部分のゴムにベタつきや剥がれが生じている場合も、マイナス評価の対象となります。大切に扱われてきたことがひと目で伝わるカメラは、再販時の買い手も見つかりやすいため、査定士も限界まで攻めた強気の金額を提示しやすくなるのです。
将来的な価値を守るためにも、普段から専用ケースに収納するなど、機材をいたわりながら丁寧に扱うよう心がけましょう。
シャッターを切った回数が少ない個体ほど、製品寿命が長く残っていると判断され、査定価値は高まります。カメラの心臓部であるシャッターユニットはあくまで消耗品であり、機種ごとに「耐久回数」の目安が設定されているためです。
総撮影回数が極端に多い場合は、近い将来に故障や部品交換が必要になるリスクがあると見なされ、査定額が下がる要因となります。使用感の少ない機材ほど市場での需要が高く、より良い条件での取引が期待できるでしょう。
最近のミラーレス一眼であれば、設定画面や専用のWebサイト、ソフトを用いて容易に回数を確認できます。あらかじめ自分のカメラがどれほど稼働したのかを把握しておくと、店頭での説明もスムーズに進むはずです。
カメラを購入すると、バッテリーや充電器、元箱、説明書など付属品がついてきます。そして査定時にこれらの付属品が揃っているかどうかは、査定額を決定するうえで重要な要素となります。
とくに専用のバッテリーや充電器を失くしてしまうと、動作確認すらできなくなるため、大幅な減額を避けられません。説明書やストラップ、保証書が揃っているのも完品として高く評価されるポイントです。
次に購入する人がすぐに使える状態であるかどうかは、価値を左右する大きなポイントです。予備のバッテリーなどがあれば、さらにプラス査定になる可能性も高いため、家にある関連品はすべてまとめて持ち込むのが得策です。
査定を受ける前に少しの手間を加えることで、査定士に与える印象が大きく変わり査定額が数千円から数万円もアップするケースがあります。そこで、カメラを1円でも高く質入れ・買取してもらうための事前準備として、以下の4点を解説します。
ひとつずつ解説します。
カメラを購入した際の付属品を揃えておくことで、査定額の上昇が見込めます。そのため、買ったときについてきた付属品を可能な限り集めて、カメラ本体とセットにして持ち込むのがベストです。
外箱やストラップはもちろん、USBケーブルやキャップ一つでも欠けていると、マイナス査定になる場合があります。とくにバッテリーは純正品であることが重要です。
付属品をすべて揃えておくと、査定士から「丁寧に管理されていた」という信頼を得られるため、交渉もスムーズに進むはずです。取扱説明書を見ながら、入れ忘れがないか確認しましょう。
表面のホコリをブロアーで飛ばし、指紋などの汚れを柔らかい布で拭き取っておくのも大切です。査定士も人間ですので、汚れたままのカメラよりも、ピカピカに磨かれた機材に良い印象を持ちます。
ただし、レンズの内部やセンサーを無理に掃除しようとするのは避けてください。素人が無理におこなうと傷をつけてしまい、逆に価値を下げる恐れがあるためです。外観を整えるだけでも、商品のランクが一つ上がったように見え、プラス査定を狙えます。
カメラの電源が入るか、シャッターが正常に切れるかを必ず自分の手で確認しておきましょう。いざ店頭で動かないと分かると、故障品として扱われてしまい、期待していた金額には届きません。
とくにしばらく使っていなかったカメラは、バッテリーが放電していたり、設定が狂っていたりする場合があります。しっかり充電をおこない、メモリーカードを入れて撮影ができるかを見ておくと安心です。
普段から防湿庫などの乾燥した場所で保管しておくのが、減額を防ぐ一番の方法です。
日本の夏は湿度が高いため、クローゼットや引き出しに入れっぱなしにすると、すぐにレンズへカビが生えてしまいます。カビが生えてしまうと、たとえ外見がきれいでも価値は半分以下に落ちるケースも珍しくありません。
湿気を避けて正しく管理されていたかどうか、査定士は見ればすぐに分かります。日頃の丁寧な保管が、いざというときの高い査定につながるのです。

最後に、失敗しない質屋の選び方と利用時の注意点として、以下の3点を解説します。
ご自身の希望に合った最適な質屋を見つけましょう。詳しく解説します。
質屋を利用するときは、質料や返済期限、質流れの仕組みを正しく理解しましょう。
質料は月ごとに発生するため、預ける期間が長いほど支払う合計額は増えていきます。もし期限を過ぎてしまうと、カメラは質屋のもの長になる「質流れ」が起こるため、注意が必要です。
大切な機材を失いたくない場合は、質料だけを支払って期限を延ばす方法もあります。ご自身に合った無理のない計画を立て、スケジュールをメモしておきましょう。
質屋を選ぶ際は、カメラの最新モデルやレンズの価値を正確に見極められる専門の査定士がいるかどうかを確認しましょう。
カメラは種類が多く、古いものでも価値がある「ヴィンテージ品」が存在するため、深い知識が必要とされます。知識が豊富な質屋であれば、レンズのわずかな傷や動作の癖も考慮したうえで、適正な金額を提示してくれます。
Webサイトなどでカメラの買取実績を公開している店舗は、それだけ自信がある証拠です。価値を正しく認めてくれるプロに任せるのが、もっとも損をしない方法といえます。
実際にそのお店を利用した人の口コミや、過去にどのようなカメラを取り扱ってきたかの実績を確認するのが安心です。Googleマップなどの評価を参考にすると、接客の丁寧さや査定にかかるスピード感を事前にある程度把握できます。
とくにカメラは精密な動作確認が欠かせないため、一つひとつの機材を丁寧に扱ってくれるお店であるかは非常に重要なポイントです。実績が豊富な店舗ほど多種多様な機材を扱ってきた経験があるため、特殊なレンズやアクセサリーであってもその価値を正しく見極め、適正に評価してくれる可能性が高まります。
カメラを質屋で活用する際は、査定ポイントを押さえてしっかり準備をおこなうのが高値への近道です。動作やレンズの状態、シャッター回数、そして付属品の有無が査定額を左右します。
また、質入れと買取の違いを正しく理解し、ご自身の目的に合った方法を選ぶのが大切です。信頼できる専門の査定士がいる質屋を見つけ、ルールを守って利用すれば、大切なカメラを賢く現金化できます。
この記事の内容を参考に、まずは一度、お近くの質屋へ相談してみてはいかがでしょうか。
質屋CLOAKでは、カメラの質入れ・買取ともに対応しております。名古屋エリアで「お金が必要になった」「自宅に不要なものがある」などで質屋・買取の利用をご検討されている方は、ぜひ質屋CLOAKをご利用ください。

監修:井上 男(だん)
金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

名古屋大須の質屋・買取店
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