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category: 質屋について
最終更新日 : 2023年07月20日
投稿日 : 2023年07月19日
質屋を利用しようと考えている方のなかで、「買取」と「質入れ」はどっちがいいのか、どっちがお得なのか気になっている方は多いのではないでしょうか。
結論、「◯◯のほうがいい」と断言することは難しいです。それぞれの選択が最適となる状況や目的が異なるからです。
そこでこのコラムでは、質屋における「買取」と「質入れ」の特性やメリット・デメリット、どのような人が向いているのかをそれぞれ詳しく解説しています。
質屋で「買取」と「質入れ」のどちらを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
質屋で「買取」を利用するか、「質入れ」を利用するかのどちらが良いかは、個々の状況や目的によります。
これらのサービスはそれぞれ異なる特性と利点を持っていて、一概にどちらが優れているとはいえないためです。そのため、各サービスの特性を理解し、自分に最適な選択をする必要があります。
「買取」と「質入れ」は、異なるシステム・流れでおこなわれます。
「買取」は持ち込んだ商品が査定され、買取査定金額に応じたお金を受け取れるシステムです。一方「質入れ」は、商品を一時的に質屋へ預け、その商品の質入れ査定金額に応じたお金を借りるというシステムの違いがあります。
「買取」と「質入れ」は、それぞれ異なるシステムを持っているため、自分の目的や状況に応じて選択することが重要です。
一般的に、「買取」のほうが「質入れ」よりも高額な金額を受け取れます。
「買取」は質屋へ持ち込んだ商品を査定しそのまま買取られるサービスであり、査定金額をその場で現金にて受け取ることが可能です。一方「質入れ」は、一時的に商品を質屋に預けることで商品の価値分のお金を借り、利息を支払うというシステムです。
一見すると、商品を持ち込んだ人は同じ額のお金を受け取れるようにも思えますが、以下のような理由から「質入れ」は「買取」よりも受け取れるお金が少なくなっています。
質屋から借りたお金を返済する期限は「3ヶ月」と定められていることが多く、その期間を超えると商品の所有権が質屋に移り、質屋は「質入れ」された商品を自由に売却できるようになります。これを、「質流れ」といいます。
質流れで重要なのが、「返済期限が過ぎない限り、質屋は商品を自由に売却できない」という点です。
ブランド品は、時間が経過していくにつれて価値が下がることが多いため、3ヶ月後は現時点と比較して価値が下がっていることがほとんど。そのため質屋は、質流れしたときのリスクを考慮し、「質入れ」のときに貸すお金を低く設定しているというわけです。
「質入れ」は受け取れるお金が「買取」より少ないものの、返済期間内に借りたお金と利子を返済すれば、商品を取り戻せます。「質入れ」はあくまで一時的な現金調達の手段であり、期間内に返済ができるのであれば、同じ商品を何度も「質入れ」に出せるんです。
一方で「買取」は、商品を質屋が買取った段階で所有権も質屋に移ります。そのため、同じ商品でお金を受け取ることは1度きりです。まだ手放すのが惜しい商品なのであれば、「質入れ」を利用するのがおすすめといえます。
ここまでの話をまとめると、以下のようになります。
質屋での「買取」 | 質屋での「質入れ」 | |
システム | 商品を質屋が買取り、その分の現金を受け取る | 商品を一時的に質屋に預け、現金を貸してもらう |
受け取る金額 | 高い | 低い |
商品の取り戻せるか | 不可能 | 可能 |
質屋での「買取」と「質入れ」の違いについて説明をしてきましたが、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
質屋を利用する前に、それぞれの方法でどのようなメリット・デメリットがあるのかを理解しておきましょう。
質屋で「買取」を利用するメリット・デメリットについて、それぞれご紹介します。
質屋での「買取」には、以下のようなメリットがあります。
「買取」の最大のメリットは、「質入れ」よりも高い金額で買取ってもらえることです。また、交渉次第ではさらに高額での買取も期待できます。
一方で、「買取」には以下のようなデメリットもあります。
「買取」へ出した商品を手元に戻すことはできないため、思い入れのあるものは「買取」へ出さないようにしましょう。
次に、質屋で「質入れ」を利用するメリット・デメリットについてそれぞれご紹介します。
「質入れ」には、以下のようなメリットがあります。
「質入れ」によってお金を借りるとき、その他の金融機関にあるような審査はありません。そのため、気軽にお金を借りられるのが最大のメリットです。
一方で、「質入れ」には以下のようなデメリットもあります。
「質入れ」した商品は、返済ができないと質流れとなり手元に戻ってくることはありません。商品を手放したくなければ、きちんとした返済計画を立てるようにしましょう。
質屋で「買取に向いている人」と「質入れに向いている人」はどのような人でしょうか。それぞれ解説するので、自分がどちらに当てはまるかを検討してみてください。
「買取」に向いているのは、以下のような人です。
「買取」は商品を手放す代わりに現金を受け取れるサービスなので、不用なものが多かったり次のブランド品を購入したかったりする方がおすすめです。
一方で「質入れ」は、以下のような人に向いています。
「質入れ」は借りたお金に利子を含めた金額の返済までがセットのため、一時的にお金が必要かつ返済能力がある方におすすめです。
質屋での「買取」と「質入れ」は、それぞれの状況や目的に応じて上手に使い分けることが重要です。
この記事で解説した内容を参考に、どちらが今の自分に合っているのかを考え、最適な方法を選択するようにしましょう。
質屋CLOAKでは、質入れ・買取ともに対応しております。名古屋エリアで「お金が必要になった」「自宅に不要なものがある」などで質屋・買取の利用をご検討されている方は、ぜひ質屋CLOAKをご利用ください。
監修:井上 男(だん)
金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。
カテゴリー
名古屋大須の質屋・買取店
PAWNSHOP CLOAK クローク
愛知県名古屋市中区大須2丁目22-4 TEL:052-222-9609
所属組合:名古屋質屋協同組合・愛知県質屋組合連合会・全国質屋組合連合会
質:愛知県公安委員会許可 54116060010A
古物:愛知県公安委員会許可541319806900
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