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  • 質屋で本当にすり替えはある?防止する方法3つと悪徳業者の見極め方


    category: 質屋について

    最終更新日 : 2024年11月22日
    投稿日 : 2024年11月22日


    この記事を読んでいる方は、「質屋ですり替えがあるって本当?」「悪徳な質屋を見分けられる?」と疑問をお持ちかも知れません。しかし、質屋では預かった品物の型番やシリアルナンバーを管理しており、組合や団体に加盟している質屋に限って申し上げればすり替えの心配はありません。

    ですが万が一のリスクも想定し、この記事では、「すり替えが心配な場合に自身で未然に防ぐ方法」と「悪徳業者の見極め方」を紹介します。また、悪徳な質屋を見極めるコツや注意点まで解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。

    質屋ですり替えがあるって本当?

    冒頭でも記載したように、質屋では預かった品物の型番やシリアルナンバーを厳重に管理しており、組合や団体に加盟している質屋に限って申し上げれば、品物がすり替えられる心配はありません。質屋では、預かった品物の型番やシリアルナンバーを厳重に管理しています。

    また、質屋営業には公安の許可が必要なため、許可を持たない業者は違法です。信頼できる質屋を選ぶためには、全国質屋組合連合会に加盟している店舗を利用するのが安心です。

    質屋でのすり替えを防止する方法


    質屋でのすり替えを防止する方法は以下の3つです。

    • 品物の詳細を写真に残す
    • 品物にタグを付ける
    • 事前に電話で問い合わせておく

    それぞれ解説します。

    品物の詳細を写真に残す

    質屋でのすり替えを防止するには、品物の詳細を写真に残しておくと効果的です。具体的には、品物全体の写真だけでなく、型番やシリアル番号、傷や汚れなどの特徴的な部分を撮影すると安心です。

    写真があると、預けた品物と返却された品物が同一であるかどうかの確認が可能です。写真を撮る際は、日付を記録する機能を活用すると、撮影時期の証拠にもなります。また、他にも一度に沢山の品物を質入れする時や契約数が多い時にも写真に残す事で把握できます。

    質屋側でも品物管理のために写真撮影をおこなっている場合もありますが、自身でも記録を残しておくと、万が一のトラブル時に役立ちます。

    品物にタグを付ける

    質屋でのすり替え被害を防ぐためには、品物にタグを付ける方法が有効です。品物に独自のタグを取り付け、取引前に保存状態を写真で記録します。

    タグは一度取り外すと再利用できない仕組みになっており、品物をすり替えられていないかの証明が可能です。また、タグを付ける際に「タグが外れている場合は交換できません」と事前に伝えておくと、トラブルを未然に防げます。

    すり替え防止タグは、Amazonや楽天市場などで1,000円前後で購入できるため、ぜひ活用してみてください。

    すり替え防止タグの例:
    Amazon | peach&life すり替え防止タグ ホワイト プロテクションタグ タグ 詐欺対策 返品すり替え詐欺 防止効果アップ 10個

    事前に電話で問い合わせておく

    質屋でのすり替え被害を防ぐには、事前に電話で内容を確認しておきましょう。質屋に品物を預ける際、品物の状態や特徴について詳細に質問し、質屋側からの回答を記録しておきます。

    たとえば品物のサイズや刻印、付属品など、確認したいポイントを具体的に伝えておくと、双方の認識の違いを減らせます。さらに、預ける際に取り交わす契約内容や保管方法についても電話で確認し、不明点があれば適宜質問しておくと安心です。

    悪徳な質屋を見極めるコツや注意点


    悪徳な質屋を見極めるコツや注意点は、以下の4つです。

    • 買取実績や買取価格の問い合わせへの対応が不親切である
    • 査定額がころころ変わる
    • 客前ではなくバックヤードで査定する
    • 営業電話やキャンペーンを実施する頻度が多い

    ひとつずつ解説します。

    買取実績や買取価格の問い合わせへの対応が不親切である

    信頼できる質屋は、買取実績や買取価格に関する問い合わせに対して親切かつ丁寧な対応をおこないます。一方で、問い合わせに対して曖昧な回答や不親切な対応をする店舗は、適正な査定をおこなっていない可能性が高いです。

    事前に口コミや評判を確認し、問い合わせ時の対応をチェックするようにしましょう。

    査定額がころころ変わる

    質屋での査定額がころころ変わる場合、注意が必要です。正規の質屋では、品物の状態や市場相場に基づいて査定額を決定します。

    しかし、悪質な業者は不当に低い査定額を提示し、品物を預けたい人(質置主)から指摘されてから徐々に価格を引き上げていくことがあります。

    信頼できる質屋を選ぶためには、事前に複数の店舗で査定を受け、相場を把握することが大切です。

    客前ではなくバックヤードで査定する

    査定中に品物から目を離すとすり替えられる可能性があるため、査定が客前ではなくバックヤードでおこなわれる場合は注意が必要です。

    顧客の目の届かない場所での査定は、品物のすり替えや不正な評価のリスクを高めます。信頼できる質屋は、顧客の前で査定をおこなうため、査定を目の前でおこなわない店舗は避けるのが賢明です。

    営業電話やキャンペーンを実施する頻度が多い

    営業電話やキャンペーンを実施する頻度が多い質屋には、注意が必要です。質屋は、顧客を惹きつける目的で積極的にアプローチする一方で、査定や取引の透明性が欠けている場合もあります。

    信頼できる質屋は、顧客自身がサービスを選ぶ自由を尊重しているため、無理な営業や誘引をおこないません。

    営業電話が多い店舗では、強引な勧誘によるトラブルのリスクも無視できないため、注意しつつ質屋は慎重に選びましょう。

    質屋での質預かり手順

    当店では、トラブル防止の観点から出張買取や宅配買取等はおこなっておりません。お客様一人一人に安心して取引をしていただくために、必ず店頭にご来店いただいたうえで質預かりを実施しております。

    そのためここからは、一般的な店頭での質預かり手順について、ご紹介します。

    1. 事前に必要な準備をおこなう
    2. 店舗で品物の査定を受ける
    3. 質預かり額に同意し、金額の範囲内で融資を受ける(その際品物を担保とする)
    4. 融資実行から3ヶ月以内に、融資額+質料(利息と保管料)の金額を返金する
    5. 質入れしていた品物を受け取る/li>

    店舗を利用する際は、身分証明書(運転免許証やパスポートなど)が必要です。あらかじめ、店舗の営業時間や査定内容を確認しておくとスムーズです。

    店舗に到着したら、専門スタッフに質入れ希望の品物を預けます。もし提示された質預かり額に納得できない場合は、他店舗での査定を検討するのも有効です。

    質入れ額に納得した場合は、必要な書類にサインをして取引を進めます。取引が完了したら、品物を担保として融資を受けることが可能です。

    質入れには3ヶ月という流質期限が法律で定められており、基本的にその期間内に融資額+質料を返金することで、質入れしていた品物を手元に戻す(受け戻し)ことが可能です。流質期限は延長することが可能ですが、希望する場合は必ず質入れした質屋に相談するようにしてください。

    質屋での取引については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

    まとめ

    質屋では預かった品物の型番やシリアルナンバーを厳重に管理しており、組合や団体に加盟している質屋に限って申し上げれば、品物がすり替えられる心配はありません。

    また、以下3つのすり替えの防ぎ方を覚えておくと、実際に取引する際も安心です。

    • 品物の詳細を写真に残す
    • 品物にタグを付ける
    • 電話で内容を確認する

    ただし、質屋のなかには「買取実績や価格がわからない」「査定を客前ではなくバックヤードでおこなっている」など、悪質な取引をしている質屋もあるため注意しましょう。

    質屋CLOAKでは、金関連の品物の質入れ・買取ともに対応しております。名古屋エリアで「急遽お金が必要になった」「自宅に不要なものがある」などで質屋・買取の利用をご検討されている方は、ぜひ質屋CLOAKをご利用ください。

    監修:井上 男(だん)

    金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
    査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

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