COLUMN
コラム一覧
COLUMN
コラム一覧
category: 貴金属についての豆知識
最終更新日 : 2025年03月31日
投稿日 : 2024年06月24日

過去最高水準で推移している金価格。そこで疑問に思うのが、「今金を買うべきなのか?」という点ではないでしょうか。
結論、今金を買うべきです。なぜそういえるのか、以下の内容に沿って解説をしていきます。
この記事を読むことで、金を買うときのいろはを理解できます。金の購入を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

「今金を買うべき!」と断言できる理由として、以下の3点から解説していきます。
これらの理由から金価格が今後も上昇していくと考えられ、今金を買っておき将来の価格高騰に備えるべきです。一つずつ見ていきましょう。
マネーサプライが増加し、金価格上昇の要因となっています。マネーサプライとは、ある経済圏内で流通するマネーの総量のことです。
世界の主要な中央銀行は、金融危機を乗り切るために大量の紙幣を印刷する「量的金融緩和政策」を実施してきました。その結果、「紙幣流通量の増加=マネーサプライの増加」が起きているのです。
マネーサプライの増加は、ものに対するお金の価値が相対的に低下し、将来的なインフレの要因となります。そしてインフレ懸念が高まると、金が選ばれやすくなり、金相場が上昇していきます。
経済成長と共にマネーサプライが増加し続けるという資本主義経済の特性から、長期的には金価格も上昇すると考えられます。
金は、インフレに強い資産です。インフレによって通貨の価値が下がると、相対的に金価格が上昇します。
直近では、前述したマネーサプライの増加やコロナショック、2022年2月から続いているロシアのウクライナ侵攻などがインフレの傾向を強めている要因です。
インフレの発生要因は様々ですが、最終的には「通貨の価値低下」に帰結します。直近で通貨の価値が下がり、相対的に金の価値が高まることで、金価格が上昇しているのです。
金は、歴史的に見ても宝飾品として高い人気を集めてきました。そして現在も、宝飾品としての需要は最も大きく、今後もこの需要がなくなる可能性は低いです。
また、金には宝飾品以外の用途もあります。工業分野では半導体チップや歯科用の金歯などに使用されています。さらに、金は世界共通の価値を持つため、投資対象としての需要も高いです。
主要国の中央銀行も金を大量に保有しており、支払準備金として利用しています。このように、金は宝飾品としてだけでなく、投資や工業分野でも一定の需要があり、その需要が突如なくなることは極めて低いといえます。
2024年現在、金相場は過去最高水準をキープしています。参考小売価格を確認すると、1999年に1g917円だった金価格は、2024年に入ると1gあたり13,000円前後で推移しています。金価格は、25年で14倍も上昇しているのです。
「上がりすぎ」とも感じるほどの金価格は、今後はどのように推移するのでしょうか。
今後の金相場動向について、「短期的」と「中期的・長期的」の2つの視点から解説していきます。
短期的な予測では、金価格が同じ価格で推移したり下落したりする可能性があります。金価格の変動が、以下のようなさまざまな要因に左右されるためです。
もし明日にでも金価格が下がる要因が発生すれば、金価格が呼応して下がることも考えられます。
予期せぬ出来事に影響を受けやすい金価格は、短期的に上がるか下がるかを予測するのは専門家でも難易度が高いです。そのため、日々金価格の変動をチェックする必要があります。
中期的・長期的(10年単位)に見れば、金価格は現在と同様に緩やかに上昇していくことが予想されます。その理由として、「金の埋蔵量が有限であること」と「採掘コストが上がること」の2つがあります。
地球上に存在する金の埋蔵量は、残り国際プール1杯分とされており、希少価値の高さが金価格上昇に繋がっています。また、採掘コストが将来的に増えていく見込みがあり、今後も金価格が上昇していくと考えられます。
今後の金価格については以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
金を買うときは、注意点も知っておく必要があります。これから金を買おうと考えている方は、以下の5点に注意してください。
注意点を知ることは、効率的な金への投資にも繋がります。詳しくは以下の記事で解説をしていますので、あわせてご覧ください。

金を買うなら、その他の資産と組み合わせて分散投資するのがおすすめです。
金は他の資産と異なる特徴を持っていますが、金には利息や配当といったインカムゲインがないという弱点もあり、単独で保有するよりも他の資産と組み合わせて分散投資することが重要です。
また、金は「実物資産」であり、通貨や株式、債券と異なり、発行体の信用リスクがありません。そのため、投資環境が悪化した際に他の資産の価格下落を補う「保険の役割」が期待されます。
金は資産運用においてはあくまでも「脇役」であり、主役にはなりません。そのため、資産全体の10%程度を目安に保有することがおすすめです。
金は「安全資産」として知られていますが、価格が変動する相場商品であるため、資産が減るリスクもあります。この点を十分に考慮した上で、分散投資を行うことが大切です。
金は長期的に見て価格が上昇する可能性が高いとされています。そのため、金を買うなら長期保有を見据えるのが良いでしょう。
ただし、「将来のために」と金を購入し過ぎると、他の資金に余裕がなくなる可能性があります。生活の中で余剰資金を元手に、無理のない範囲で購入するのがおすすめです。
金を購入する目的の多くは、売却によって利益を得ることだと思います。将来的に金を売るときのために、金を売るときの注意点もあわせて確認しておきましょう。
金を売るときは、以下の7点に注意してください。
詳しくは、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。
金の購入を検討している方は、今金を買うべきです。今金を買うべき理由として、以下3つの理由があります。
これらの要因から金価格は過去最水準と推移しています。そのため金を購入するか悩んでいる方は、さらなる金価格高騰に備え、今金を買うべきといえます。
また金を買うときにはインカムゲインがないことや為替相場も確認しておくことなど、注意すべきことも多いです。今回ご紹介したことを参考に、金の購入を進めてみてください。
質屋CLOAKでは、金関連商品の質入れ・買取ともに対応しております。名古屋エリアで「お金が必要になった」「自宅に不要なものがある」などで質屋・買取の利用をご検討されている方は、ぜひ質屋CLOAKをご利用ください。

監修:井上 男(だん)
金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

名古屋大須の質屋・買取店
PAWNSHOP CLOAK クローク
愛知県名古屋市中区大須2丁目22-4 TEL:052-222-9609
所属組合:名古屋質屋協同組合・愛知県質屋組合連合会・全国質屋組合連合会
質:愛知県公安委員会許可 54116060010A
古物:愛知県公安委員会許可541319806900
Copyright © PAWNSHOP CLOAK クローク All Rights Reserved.