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category: 貴金属についての豆知識
最終更新日 : 2026年04月28日
投稿日 : 2026年04月28日

「金貨の主な種類とは?」「代表的な金貨の種類の特徴を知りたい」と思っていませんか?金貨は主に、地金型(投資用)、収集型(アンティーク)、通貨型(法定通貨)の3種類に分けられます。
この記事では、金貨の主な種類について、地金型金貨の種類や人気の金貨の種類まで紹介していきます。また、金貨を選ぶときのポイントまで解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。
金貨は発行目的によって大きく「地金型金貨」「収集型金貨」「通貨型金貨」の3つに分類され、それぞれ価値の決まり方や購入目的が異なります。
まずは各特徴を把握し、自身の目的に合った種類を知ることから始めましょう。
投資向けの地金型金貨は、金の含有量に基づいた時価で取引される資産運用に適した金貨です。各国政府が品位や重量を保証しており、世界中で高い換金性を持つため、実物資産としての信頼性は抜群です。
カナダのメイプルリーフ金貨などが代表例で、金相場の変動に合わせて売買タイミングを検討できます。購入価格には少額のプレミアムが上乗せされますが、金そのものを保有する手段として最も一般的です。安定した資産形成を目指すなら、まず地金型を検討するのが賢明でしょう。
収集型金貨は発行枚数が限定されており、希少性やデザイン性といった「コレクターズ価値」が重視されます。金自体の価値に加え、歴史的背景や保存状態によって市場価格が金相場を大きく上回るプレミアム価格で取引されるのが特徴です。
具体的には、歴史的なアンティークコインや特定の行事を祝して発行される限定コインが該当します。投資効率よりも、将来的な希少価値の上昇や所有する喜びを優先する方に適したカテゴリーです。趣味と実益を兼ね備えた資産として、奥深い魅力を持っています。
日本の記念金貨は国家的な行事を記念して発行されるもので、額面通りの通貨機能も備えた特殊な金貨です。特徴は、発行時の額面が存在する一方で、金としての価値がその額面を大幅に上回る点にあります。
天皇陛下の御即位を記念して発行された金貨などは、国内外のコレクターから非常に高い人気を誇ります。日本国内の法律で守られた貨幣であり、信頼性の面でも安心して保有できる資産です。確かな価値を持つ国内資産を求める方にとって、非常に魅力的な選択肢といえます。
地金型金貨は各国政府が品質を保証しており、とくに「世界四大金貨」と呼ばれる銘柄は信頼性と流通量が高いです。
これから投資を始める方でも安心して選べる、世界的に有名な銘柄を見ていきましょう。
メイプルリーフ金貨はカナダ王室造幣局が発行しており、世界最大の流通量を誇る投資用金貨のスタンダードです。純度99.99%以上の「フォーナイン」という極めて高い品位を誇り、その信頼性は世界中の市場で認められています。
表面にエリザベス女王、裏面にサトウカエデの葉を配したデザインは、一目でそれと分かる知名度があります。どこでも適正価格で売却しやすいため、初めて金貨を購入する方に特におすすめの銘柄です。世界的な流動性の高さは、資産としての安全性を担保する大きな強みとなります。
ウィーン金貨ハーモニーはオーストリア造幣局が発行する、音楽の都を象徴する楽器のデザインが施された純金金貨です。ヨーロッパで唯一の純金地金型金貨であり、その格調高い意匠から、日本国内でも圧倒的な人気を博しています。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団をモチーフにした管弦楽器のデザインは、工芸品としての評価も非常に高いです。サイズ展開も豊富で少額投資が可能であり、贈り物としての需要も絶えません。洗練されたデザインと確かな価値を両立させたい方に最適な金貨です。
カンガルー金貨は西オーストラリア州政府が運営するパース造幣局が発行する、信頼性の高い金貨です。最大の魅力は裏面のカンガルーのデザインが毎年更新されるため、投資用でありながら収集の楽しみがある点にあります。
毎年異なる愛らしいポーズが描かれることから、特定の年号を探し求めるコレクターも少なくありません。純金としての品質は最高級であり、世界中の主要市場でスムーズに取引が可能です。資産としての堅実さと、デザインの変化を楽しむ遊び心を兼ね備えています。
イーグル金貨はアメリカ合衆国造幣局が発行する、アメリカの象徴である鷲を配した力強いデザインの金貨です。22金(K22)で作られていますが、金としての純含有量は規定量含まれており、銀と銅の配合により耐久性を高めています。
この強度の高さにより、傷がつきにくく扱いやすいという実用面でのメリットが多くの投資家に支持されています。アメリカ国内での信頼性は言うまでもなく、世界中で高い需要があるため換金に困ることはありません。実務的な資産保有を重視する方にとって、頼もしい存在です。
ブリタニア金貨は英国王立造幣局が発行する、イギリスの象徴である女神ブリタニアを描いた格調高い金貨です。現在は純度99.99%の純金で製造されており、最新の高度な偽造防止技術が施されているのが大きな特徴です。
見る角度によって図柄が動く背景など、造幣技術の粋を集めた仕様は偽造リスクを最小限に抑えます。イギリス政府の威信にかけて品質が保証されているため、国際的な取引でも非常に高い評価を受けています。セキュリティ面を重視しつつ、伝統ある銘柄を保有したい方におすすめの一枚です。
パンダ金貨は中国人民銀行が発行している、ジャイアントパンダの姿を描いた世界的に人気の高い金貨です。最大の特徴は、毎年パンダのデザインが変更されるためコレクション価値が高まりやすい点にあります。
純金としての価値に加え、希少な年号のものはプレミアムが大きく上乗せされることも珍しくありません。中国国内だけでなく欧米の投資家からも注目されており、市場での存在感は年々高まっています。純金投資の中に、将来的なプレミア価格への期待も込めたい方に適しています。
クルーガーランド金貨は南アフリカ共和国から発行された、現代の地金型金貨のパイオニアです。銅を配合した22金(K22)特有の赤みを帯びた色合いをしており、硬度が高く傷に強いのが実用上の大きな利点です。
1970年代から80年代にかけては世界の市場を席巻した時期もあり、その知名度は現在も色褪せていません。資産防衛のために金貨を保有する文化を世界に広めた、非常に信頼のおける投資対象です。実用性と歴史的重みを重視する投資家にとって、外せない選択肢の一つでしょう。
バッファロー金貨はアメリカ合衆国造幣局が発行する、アメリカ初の純金(24金)製地金型コインです。5セント硬貨のデザインを復刻しており、野生のバッファローとネイティブ・アメリカンの横顔を描いた力強い意匠が特徴です。
イーグル金貨と並び、アメリカを代表する金貨として世界中の投資家から高く評価されています。最高純度の金を使用しているため、金そのものの美しさと高い資産価値をダイレクトに実感できるのが魅力です。アメリカの歴史と誇りを感じさせる、資産価値の高い純金貨として人気を博しています。

歴史的背景やデザインの美しさを重視する収集用金貨は、希少価値によって価格が変動するのが魅力です。
単なる「金」としてだけでなく、美術品としての価値も秘めた人気銘柄をご紹介します。
ソブリン金貨はイギリスで発行される、世界で最も有名な歴史ある金貨の一つです。22金製で実用的な強度を備えており、金貨投資の入門から本格的なコレクションまで幅広く対応できます。
「聖ジョージの龍退治」の図柄は時代を超えて愛好家を魅了し、各時代の国王の肖像が刻まれている点も歴史ファンにはたまらない魅力です。アンティークから現代の新作まで幅広く流通しており、入手しやすさとコレクション性を両立しています。長い歴史が裏付ける確かな価値は、今後も色褪せることなく受け継がれていくでしょう。
ナポレオン金貨は、フランスで発行されていた英雄ナポレオン3世などの肖像を描いた著名なアンティーク金貨です。19世紀のヨーロッパを象徴する歴史的遺産としての価値を併せ持っています。一般的には20フラン金貨を指し、アンティークコインの中では流通量も多いため、初心者がコレクションを始めるのにも適しています。
圧倒的な知名度を持つ人物が刻まれているため、将来的な再販時も買い手が見つかりやすいのが利点です。歴史のロマンを感じながら資産を保有したい方に、ぜひ手にとっていただきたい金貨です。
インディアン金貨はアメリカの旧金貨の中でも芸術的な評価がとくに高い、ネイティブ・アメリカンの意匠を施したコインです。図柄が表面より低くなる「沈み彫り(インクューズド)」という極めて珍しい技法が最大の特徴です。そのユニークな形状と細緻な装飾は、一つの芸術作品としてコレクターから熱烈な支持を受けています。
発行枚数が限られているため、保存状態の良いものは金相場を遥かに超える高値で取引されます。所有する満足度と美術品としての将来性が共存している逸品です。
マン島キャット金貨は、毎年異なる猫の品種が描かれる非常に人気の高い金貨です。愛らしい猫の姿が精巧に刻まれており、コレクターのみならずギフト需要でも絶大な人気を誇ります。1988年から2012年まで発行されていましたが、現在は新規発行が停止されているため希少性は年々高まっています。
日本国内でもファンが多く、中古市場ではプレミアム価格で安定して取引される傾向が顕著です。愛らしいデザインと希少価値を併せ持つ、コレクションに最適なシリーズといえます。
日本の記念金貨は、その希少性と国内での圧倒的な知名度から、買取市場でも安定した高値で取引されます。
とくに注目すべき、資産価値の高い代表的な2枚を紹介します。
天皇陛下御在位六十年記念10万円金貨は、1986年に日本で初めて発行された歴史的な金貨です。純金20gという重量があるため、現在の金相場では額面の10万円を大幅に上回る価値で取引されています。発行枚数が多く入手は比較的容易ですが、日本初の金貨という記念碑的な意味合いから根強い人気を維持しています。
昭和の歴史を象徴するアイテムとして、家庭で大切に保管されているケースも多いのが特徴です。確かな純金価値に日本の歴史の重みが加わった、非常にバランスの良い金貨といえます。
天皇陛下御即位記念10万円金貨は、1990年に発行された国内トップクラスの価値を誇る一枚です。先述の「御在位六十年記念」と同じ10万円の額面ですが、純金の重量が30gと大幅に増えており、その分だけ資産価値も格段に高くなっています。
鳳凰と瑞雲を描いた美しいデザインは芸術的にも評価が高く、買取市場では常に注目の的です。金相場が上昇するほど真価を発揮するため、投資目的で保有し続ける方も少なくありません。国内金貨の中で最高峰の資産性を求めるなら、この30g金貨こそが最良の選択肢です。
自身の目的(資産形成か趣味か)を明確にし、換金性や信頼性を重視して選ぶことが失敗しないコツです。
大切な資産を守り、育てるために押さえておくべき4つの視点を解説します。
金貨を選ぶ際は、まずK24(純金)かK22(22金)かという純度の違いに注目してください。資産価値の純粋な上昇を狙うなら、不純物を含まない純金製のメイプルリーフ金貨やウィーン金貨が最も効率的です。一方でK22の金貨は摩耗に強く、長期保管や取り扱いの際に傷がつきにくいという実用的なメリットがあります。
どちらが優れているかではなく、価値そのものを重視するのか保管のしやすさを重視するのかで判断しましょう。用途に応じた純度の選択が、長期的な満足度につながります。
世界的な知名度があり、流通量が多い金貨を選ぶことは、将来の売却しやすさに直結します。主要銘柄であれば世界中のどこの買取店でも即座に適正な査定を受けることができます。反対にマイナーな国の金貨を選んでしまうと、売却時に鑑定に時間がかかったり、安値で買い叩かれたりするリスクが生じます。
換金スピードを重視する資産運用の側面が強い場合は、王道と言われる主要銘柄から選ぶのが望ましいです。市場での流動性の高さは、そのまま資産としての「強さ」を表しています。
金相場に連動して着実な資産形成をしたいのか、将来のプレミアム価値を期待したいのか、目的を明確にしましょう。地金型金貨は金相場に忠実に価格が動くため、予見しやすく手堅い運用に向いています。対して収集型金貨は、発行枚数や人気の変動により金価格に関わらず価値が跳ね上がる可能性を秘めています。
ただし収集型には専門知識が求められるため、自分の投資スタイルに合致する方を選ぶことが重要です。目的を定めることで、自ずと最適な種類が見えてきます。
偽物を購入するリスクを避けるために、真贋確認が容易な工夫がされた金貨を選びましょう。現代の主要な地金型金貨には、肉眼や簡易的な拡大鏡で確認できる高度な偽造防止細工が施されています。公的な認定機関の証明書が付いているアンティーク金貨は、再販時の信頼性も格段に高まります。
極端に安価なものや出所不明なルートでの購入は避け、信頼できる専門業者から購入するのが基本です。確かな品質のものを手に入れることが、資産運用の最大かつ最初の防衛策となります。

金貨の状態や付属品は査定額に直結するため、取り扱いには細心の注意を払う必要があります。
現金化を検討する際に、1円でも高く、有利に取引するための秘訣をお伝えします。
金貨を現金化する方法には「売却」と「質入れ」があり、状況に合わせて選ぶことが先決です。金貨を手放して完全に現金化したいなら売却が最適ですが、思い出の品を一時的に預けて資金を作りたい場合は質入れが有効です。
質入れであれば、期限内に返済することで大切な金貨を再び手元に戻すことができます。どちらを選ぶかで相談する店舗や条件が変わるため、まずは「返却を希望するか」を明確にしましょう。目的に適したシステムを選択することが、後悔しない取引の第一歩です。
査定前に自分の金貨の「純度・重量・発行元」を正しく把握しておくことで、不当な安値での取引を防げます。金貨の価値は基本的に「相場×純金重量」で算出されるため、自分でも概算の価値を計算しておくことが可能です。たとえばメイプルリーフ金貨ならスペックが公開されているため、市場価値を事前に予測しやすいでしょう。
知識がない状態で査定に臨むと、手数料などの説明に納得がいかないまま契約してしまう恐れがあります。自分の資産スペックを知ることは、適正価格で売買するための強力な武器になります。
とくに収集型や日本の記念金貨を売却する場合、購入時の箱や証明書、ケースなどの付属品は必ずセットで持ち込んでください。付属品の有無で査定額が数千円から数万円単位で変わることも決して珍しくありません。これらは本物であることや、大切に保管されていたことを証明する重要な証拠となるためです。
ケースから出してしまうと金貨自体に傷がつく原因になり、査定ランクが下がるリスクも高まります。可能な限り、購入時と同じ状態を維持して持ち込むのが高価査定を引き出す鉄則です。
査定前に綺麗にしようとして、クロスや洗剤などで無理に磨くことは絶対に避けてください。金、特に純金は非常にやわらかく、磨いたことで表面に微細な傷がつき、かえって査定額を下げてしまうケースが多々あります。
鑑定士は「当時のままの状態」を重視するため、多少のくすみがあってもそのまま持ち込むのが最も高く評価されます。汚れが気になる場合でも、乾いた柔らかい布で軽く埃を払う程度にとどめておきましょう。現状を維持してプロに任せることが、金貨の価値を損なわない最善の方法です。
少しでも良い条件で取引したいなら、最初から一つの店舗に絞らず、複数の店舗で査定を受け比較しましょう。店舗によって設定されている買取手数料や質入れの利息(質料)には差があり、その違いが手元に残る金額に大きく影響します。また、金貨の知識が豊富な鑑定士がいる店舗では、プレミアム価値を適切に評価してもらえる可能性も高まります。
電話やオンラインでの事前査定を活用して概算を把握しておくとスムーズです。最低でも2〜3社を比較検討する手間を惜しまないことが、納得のいく取引につながります。
金貨の種類に関するよくある質問を以下にまとめました。
金貨投資・収集の初心者には、純度が高く、世界的な信頼度と知名度が高い地金型金貨(じがねがたきんか)が最も選ばれやすいです。そのなかでも、メイプルリーフ金貨やウィーン金貨がとくに人気です。
地金型金貨は金相場連動で安定して換金しやすく、記念金貨は希少性によりプレミア価格が期待できます。売りやすさ(換金性)を重視するなら、毎日価格が明確で取引がスムーズな地金型金貨が優位です。
金貨の保管は、「湿気の少ない冷暗所」「密閉ケースに入れて傷・汚れを防ぐ」「金庫等の安全な場所」が基本です。特に金は純度が高いほど柔らかく、傷や指紋で価値が下がるため、直接触らず、専用のペーパーコインホルダーやスラブケースでの保管が推奨されます。
金貨には「地金型」「収集型」「記念金貨」の多様な種類があり、それぞれ異なる魅力と役割があります。資産運用を目的とするなら世界的に有名な地金型を選び、コレクションを楽しみたいなら希少性の高い収集型を選ぶといった、自分自身の軸を定めることが大切です。品質の保証された銘柄を選び、適切な保管を心がけることで、金貨は一生涯、あるいは次世代へと受け継ぐ価値ある資産となります。
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監修:井上 男(だん)
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査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

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