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  • 質屋で高く売れるものを【定番】【意外なもの】に分けて解説


    category: 質屋についての豆知識

    最終更新日 : 2025年06月26日
    投稿日 : 2025年06月26日


    大掃除や遺品整理の際に出てきた、一見すると価値のなさそうな品々。「壊れているから」「デザインが古いから」と、処分してしまうのは少し待ってください。

    実は、そうした物の中にこそ、質屋で「意外と高く売れるもの」が眠っているかもしれません。

    この記事では、金やブランドバッグといった定番品以外で、専門家だからこそ知る、思わぬ高値がつく品物の特徴を具体的に解説します。

    あなたの家のお宝を見つける手助けができるかもしれません。質屋での買取について興味のある方や、最近家を片付けたばかりの方など、ぜひ最後までご覧ください。

    質屋で【定番の】高く売れるもの


    まずは、質屋で定番の高く売れるものとして、以下の4種類をご紹介します。

    • 金やプラチナなどの貴金属
    • ダイヤモンド・宝石類
    • 高級ブランドバッグ・財布
    • 高級腕時計

    それぞれ解説します。

    金やプラチナなどの貴金属

    金やプラチナのような貴金属は、質屋で高く売れるものの代表格です。価値は世界共通で、常に安定した需要があります。

    経済情勢が不安定な時期には「安全資産」として注目が集まり、相場が上昇するのも特徴です。売却のタイミングによっては、購入時よりも高い価格で手放せます。

    質屋での査定は、当日の金やプラチナの市場取引相場を基準に行われます。査定額は、品物に含まれる貴金属の純度と重量によってほぼ決定され、非常に公平で透明性の高い取引が期待できるでしょう。

    ダイヤモンド・宝石類

    以下のような宝石類も、質屋で高値が期待できる品物です。

    • ダイヤモンド
    • ルビー
    • サファイア
    • エメラルド

    特にダイヤモンドは、その普遍的な美しさと希少性から「宝石の王様」と称され、中古市場でも非常に高い人気を誇ります。カラット数が大きく無色透明に近いものや、内包物や傷が少ないほどダイヤモンドの評価は高まります。カットのバランスが優れているかも、重要な判定ポイントです。

    その他の宝石類も、石の種類や大きさ、色の鮮やかさや透明度、そして産地などによって価値が大きく変動します。

    高級ブランドバッグ・財布

    世界的に有名な高級ブランドのバッグや財布は、質屋の買取品目の中でも特に人気が高いため高額査定の定番です。中古市場においても需要が常に安定しており、状態が良ければ高値での買取が期待できるでしょう。

    特に時代を超えて愛される、以下のようなブランドは価格が安定しています。

    • エルメスの「バーキン」や「ケリー」
    • シャネルの「マトラッセ」
    • ルイ・ヴィトンの「スピーディ」や「ネヴァーフル」

    査定の際にはブランドやモデルの人気度はもちろん、品物の状態が非常に重要なポイントとなります。傷や汚れや角のスレ、型崩れの有無は重要なチェックポイントです。ハンドルの状態や金具の輝きも、細かくチェックされます。

    購入時に付属していた箱や保存袋、ギャランティカード(保証書)などが揃っているかもポイントです。正規品の証明となり、再販しやすくなるため査定額がアップします。

    高級腕時計

    ロレックスやパテック・フィリップ、オーデマ・ピゲなどの、世界的ブランド腕時計も買取価格が高いです。中古市場でもその価値が落ちにくく、質屋において最も高額な査定が期待できます。

    特にロレックスの「デイトナ」「サブマリーナー」や、オメガの「スピードマスター」は需要が供給を上回るため、常に高値で取引されています。

    質屋で【意外と】高く売れるもの


    質屋で意外と見逃されている、高く売れるものは以下の通りです。

    • 壊れたアクセサリー類
    • ヴィンテージのブランド品
    • 未開封の古酒(ウイスキーやブランデー)
    • スマートフォンやPC
    • 楽器
    • 記念硬貨・古銭・古い紙幣
    • カメラや釣り具
    • 切手やはがき・テレホンカード

    各品がなぜ高く売れるのか、以下で詳しく解説します。

    壊れたアクセサリー類

    壊れたアクセサリー類も、質屋では価値ある品物として買い取ってもらえる可能性があります。使用されている素材そのものに価値があるなら、その確率は非常に高いです。

    アクセサリーが破損していても、金やプラチナのような貴金属で作られていれば地金としての価値は失われません。アクセサリーとしての機能やデザインではなく、素材の種類(純度)と重さが評価基準に変わります。

    さらに宝石が付いている場合は本体が壊れていても、宝石自体の価値を別途査定してもらえるでしょう。

    ヴィンテージのブランド品

    最新モデルのブランド品が高く売れるのは当然です。しかし一方で、製造から数十年が経過した「ヴィンテージ」と呼ばれる古いブランド品も高値で取引されます。

    数十年前のルイ・ヴィトンやシャネル、グッチなどのバッグはその例です。現行品にはない独特のデザインや風合い、そして希少性からコレクターの間で人気が再燃しています。

    特に、ブランドの歴史を象徴する古いロゴや金具が使われたモデルは、ヴィンテージならではの魅力として高く評価されやすいです。

    未開封の古酒(ウイスキーやブランデー)

    お酒は瓶詰めされた後、基本的にそれ以上熟成が進むことはありません。しかし、その希少性から年月と共に価値が上がります。未開封の古酒、特に長期熟成されたウイスキーやブランデーは、コレクターズアイテムとして非常に価値が高いです。

    日本のウイスキーである「山崎」や「響」、「白州」などは、国内外で大人気です。特に熟成年数の長いものや、すでに終売となったボトルは定価をはるかに上回る価格で取引されます。

    また、スコッチウイスキーの「マッカラン」や、コニャックの「レミーマルタン」「ヘネシー」などの海外銘酒も同様に高価買取の対象です。

    スマートフォンやPC

    Apple社のiPhoneやiPad、MacBookシリーズは、中古市場でも根強い人気を誇ります。安定した価格で取引されており、型落ち品でも買取価格は高めです。AndroidスマホやWindowsのPCでも、型が新しいものは買取価格が高い傾向にあります。

    査定額は以下の要素で決まりやすいです。

    • 機種のモデルやスペック
    • 製造年
    • 本体の状態
    • 付属品が揃っているか

    機種変更で使わなくなったスマートフォンが手元にある方は、価値が下がる前に早めに査定に出しましょう。

    楽器

    ギターやベース、サックス・トランペット・バイオリンなども、専門的な知識を持つ質屋であれば高価買取が期待できるジャンルです。

    特に以下の楽器は、中古市場でも高い需要があります。

    • 有名メーカーのエレキギター
    • セルマーのサックス
    • ヤマハの管楽器
    • プロ仕様の上位モデル
    • 製造が終了したヴィンテージ楽器

    楽器の査定では、メーカーやモデル、製造年や、楽器の状態が細かくチェックされます。木材の割れや反り、傷・打痕、金属パーツの錆びも確認対象です。もちろん、正常に音が出るかどうかも重要な評価ポイントとなります。

    長年弾かれた楽器には、独特の鳴りが生まれることもあります。そうした点を見逃さないためにも、楽器の査定はプロの鑑定士に依頼すべきです。

    記念硬貨・古銭・古い紙幣

    天皇陛下御即位記念の金貨や、オリンピック開催を記念して発行された銀貨といった記念硬貨は、額面以上の価値を持ちます。素材である金や銀そのものの価値に加え、発行枚数の少なさからくる希少性や、コレクションとしての人気が付加価値となるためです。

    製造過程でのミスによって生まれた「エラーコイン」や「エラー紙幣」と呼ばれるものも、極めて希少価値が高いです。

    カメラや釣り具

    カメラや釣り具は愛好家やコレクターが多く、特定のメーカーやモデルに根強い人気があり中古市場が活発です。

    • 高級海外メーカーの製品
    • キヤノン・ニコンのプロ仕様デジタル一眼レフカメラ
    • 高性能な交換レンズ
    • フィルムカメラ時代のクラシックモデル

    これらのカメラは、高価買取の対象となりやすいです。

    釣り具では、シマノやダイワのような人気メーカーのロッド(竿)やリールが主な買取対象です。フラッグシップモデルや限定品、状態の良い人気シリーズは中古でも高値が期待できます。

    切手やはがき・テレホンカード

    明治時代や大正時代に発行された古い切手や、中国切手、記念シートなどは高値で取引されます。特に1980年頃に発行された「赤猿」をはじめとする中国切手は、発行枚数の少なさから非常に高価です。

    また、戦前の絵葉書などは、当時の風俗を知る資料としての価値が認められがちです。さらにアイドルやアニメキャラクターがデザインされた限定のテレホンカードは、コレクターズアイテムとして価値がつきます。

    質屋で1円でも高くものを売る方法

    質屋で1円でも高くものを売る方法を、詳しく解説します。

    査定前にきれいにしておく

    表面のホコリを柔らかい布で拭き取り、内部のゴミやホコリを掃除機で吸い出すだけでも買取品の印象は変わります。貴金属や腕時計であれば、専用のクロスで指紋や皮脂汚れを優しく拭き取りましょう。

    ただし、過度な清掃はかえって傷をつけ、品物の価値を下げる可能性もあります。品物の素材にあった清掃方法を心がけるようにしてください。

    付属品をすべて用意する

    品物を購入した際に付いてきた付属品は、できる限りすべて揃えて査定に出してください。

    付属品の有無は、その品物が正規品であることの証明になります。次にその品物を購入する人にとっても価値を高める要素となるため、質屋は付属品が揃った品物を高く評価するのです。

    あらかじめ相場を把握しておく

    査定に臨む前には売りたい品物の中古市場や、おおよその相場を自分で調べましょう。事前に相場を知れば、質屋から提示された査定額が妥当なものなのか判断できます。

    相場の調査方法としては、インターネットを活用するのが最も手軽で効率的です。

    まとめ

    金やプラチナといった貴金属や宝石、高級ブランド品のような普遍的な価値を持つアイテムは高値で取引されます。しかし、壊れたアクセサリーやヴィンテージ品、古酒や楽器・カメラまで、多岐にわたるアイテムにも思わぬ価値が眠っているのです。

    ご自宅のクローゼットや引き出しの奥に眠っている品物があれば、それは単なる不用品ではなく価値ある資産かもしれません。この記事を参考にご自身の持ち物を見つめ直し、質屋を賢く活用してみてはいかがでしょうか。

    質屋CLOAKでは、質入れ・買取ともに対応しております。名古屋エリアで「お金が必要になった」「自宅に不要なものがある」などで質屋・買取の利用をご検討されている方は、ぜひ質屋CLOAKをご利用ください。

    監修:井上 男(だん)

    金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
    査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

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