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初鰹は女房を質に入れても食え

質で例えた江戸っ子気質の性格

江戸時代のことわざに「初鰹は女房を質に入れても食え」というのがある。この時代の鰹は高級な魚でした。

どのくらい高級な魚だったかと申しますと、現代の貨幣価値に換算して1本20万円。

これほどまでに高いカツオを庶民が食べられるはずもありません。
たとえとして江戸っ子気質の見栄っ張りな性格を表したことわざなのです。

当時の漁業は釣り上げた魚を入れる大きな生け簀も無ければ氷で冷やすという事も無いため、獲ったカツオの鮮度が落ちないように運搬船用の「押送船」という櫓漕ぎ船で足早に芝浦へ運んでいました。

その様子を表した川柳『初鰹 むかでのような船に乗り』という句が残っています。

この船が港を出たと聞きつけると江戸庶民は大騒ぎとなり船が戻ると多くの人で賑わったそうで、その初鰹は吉原へ運ばれ千両箱三つ分の小判が散ったという。

当時と意味は違えど質屋を営んでいると悪い冗談か、質預りを希望されるお客さんがお連れさんを指して「こいつ入れるといくら借りれる?」なんていう質問を幾度かされたことがある。

私はもちろん、「質預かりは致しておりません」とご丁重に言葉を返すのですが、この言葉に対し『鮮度の問題か?』と切り返す。これにはさすがに苦笑い。

この時ばかりは「女房を質に入れても何か食べたいものがあるのだろうか?」と考えてしまった。この問いかけがまんざらでもなく本気に聞こえるから少し怖い。

念のため言うまでもないことかもしれないが未だかつて人の女房でお金を貸付けしたことはありません。

それにしても質屋がことわざに登場することから想像するに、江戸時代の庶民にとってとても密接した存在だったことが伺えます。


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