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category: 貴金属についての豆知識
最終更新日 : 2026年02月01日
投稿日 : 2026年02月01日

「憧れの結婚指輪を調べていたら『Pt950』という言葉を見かけたけれど、一体何のことだろう?」 「Pt900と何が違うの?どちらを選べば後悔しないのか知りたい」
一生もののジュエリーを選ぶ際、素材の知識は非常に重要ですよね。金(ゴールド)に比べてプラチナは種類が多く感じられ、どれが自分に合っているのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容を詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読めば、Pt950の特性を理解し、自信を持って指輪やネックレスを選べるようになるはずです。Pt950について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

Pt950は、結婚指輪や婚約指輪の素材として非常に人気があり、世界的なジュエリーの基準としても広く認められています。プラチナ特有の白い輝きが美しいため、一生もののジュエリーにふさわしい素材です。
まずは、Pt950の基本について解説していきます。
Pt950の950という数字は、プラチナが1000分の950、つまり全体に対して95%含まれていることを意味します。
プラチナの純度は千分率で表されるのが一般的であり、100%に近いほど純粋なプラチナであることを示しています。数字が大きいほどプラチナ本来の性質を強く持っているのが特徴です。
Pt950の残り5%には、「割金」と呼ばれるほかの金属が混ぜられています。純粋なプラチナだけでは、柔らかすぎてジュエリー加工に向かないためです。
純度100%のプラチナは非常に柔らかく、そのまま指輪にすると簡単に形が歪んだり傷がついたりしてしまいます。そこでパラジウムやルテニウムなどの硬い金属を5%ほど混ぜることで、実用的な硬さを実現しているのです。
割金を混ぜたPt950は、繊細なデザインを維持したり宝石をしっかり固定したりすることが可能になります。美しさと丈夫さを両立させるために欠かせない存在が、割金といえるでしょう。
ティファニーやカルティエなどの外資系ハイブランドがPt950を採用しているのは、それが世界的に認められた最高級のプラチナ基準だからです。
海外、とくにヨーロッパではプラチナジュエリーの純度を95%以上と定める国が多く、国際的な取引において最も信頼される数値となっています。グローバルな価値を重視するブランドにとって、Pt950は譲れないこだわりなのです。
プラチナには、Pt950以外にもさまざまな純度があります。ここでは、pt950以外に代表的な以下3つの純度について、その特徴を解説していきます。
それぞれの特性を理解すると、自分にぴったりのジュエリーを選べるようになります。詳しくみていきましょう。
Pt999は純度99.9%以上の「純プラチナ」であり、貴金属としての価値が最も高いのが特徴です。混ぜ物がほとんどないため、プラチナが本来持つしっとりとした輝きや重みを最大限に楽しめます。
ただし、非常に柔らかいため傷つきやすく、日常的に身に着ける指輪などにはあまり使われません。おもに資産形成のためのインゴットや、記念メダルなどの用途で重宝されています。
最近では技術の向上により硬さを高めた製品もありますが、基本的には資産としての側面が強い素材です。
Pt900は純度90%のプラチナで、日本のブライダル市場において長年最も親しまれてきた規格です。純度95%のものより硬いため、複雑な細工をおこなう際や石留めの安定感を重視する場合に非常に適しています。傷がつきにくく変形にも強いという実用性の高さが、多くのカップルに選ばれる決め手となっています。
国内ブランドの多くはこのPt900を標準としており、デザインのバリエーションが豊富なのも魅力です。高い品質を保ちながら毎日安心して使える、非常にバランスの取れた素材といえます。
Pt850は純度85%のプラチナであり、強度が必要なネックレスのチェーンやピアスの金具によく使われる素材です。プラチナ以外の金属が15%混ざっているため、細い鎖にしても切れにくいという優れた耐久性を持っています。
ペンダントトップなどの重い装飾を支える必要がある製品において、この硬さは大きな武器となります。また、純度が少し下がる分、他の規格に比べて価格が抑えられるのも消費者にとってのメリットです。
見た目にはプラチナの美しさを保ちつつ、ハードな使用にも耐える実力派の規格です。
Pt950を一生ものの結婚指輪や婚約指輪に選ぶメリットとして、以下の3つを解説します。
それぞれ解説します。
プラチナは、金属アレルギーを起こしにくい素材のため、純度が高いPt950は金属アレルギーが心配な方でも安心して身に着けられるのが大きな利点です。
金属アレルギー反応の多くは、割金として混ぜられたほかの金属が原因でおこります。Pt950は混ぜ物の割合がわずか5%と非常に少ないため、肌への刺激を最小限に抑えることができるのです。
とくに、毎日肌に直接触れる結婚指輪においては、この安全性の高さが選ばれる決定打となっています。
プラチナは化学的に非常に安定した金属であり、日常生活のなかで変色や変質をすることがほとんどありません。温泉の成分やプールの塩素、あるいは家事で使う洗剤などに触れても、その輝きが失われる心配がないのが強みです。
また銀のように黒ずむこともないため、定期的な磨き直しをおこなわなくても白い美しさを保ち続けられます。この「不変性」こそが、永遠の愛を誓う結婚指輪にふさわしいとされる理由です。
Pt950は国際的な貴金属基準を満たしており、将来にわたって高い資産価値を維持できるのが魅力です。海外のハイブランドではPt950が標準規格とされており、世界中どこへ行ってもその価値が正しく認められます。
身に着ける贅沢さを味わいながら、確実な財産として持ち続けられるのは、大きな安心感につながるはずです。
Pt950を選ぶ際は、以下の2点に注意しましょう。
メリットだけでなく注意点も把握したうえで、自分たちの生活スタイルに合うものを選びましょう。詳しく解説します。
Pt950は純度が高いため、重いものを持ったり強い衝撃が加わったりすると変形しやすいのが弱点です。とくに細身のデザインや華奢なリングは、日常生活のなかで少しずつ歪みが生じる可能性があります。
傷を防ぐための対策としては、力仕事やスポーツをおこなう際には指輪を外す習慣をつけることです。また、表面についた細かな傷も、ジュエリーショップでの「磨き直し」をおこなえば新品同様の輝きを取り戻せます。
素材の特性を理解して優しく扱うのが、長く愛用するための最大の秘訣です。
Pt950の指輪は加工がしやすい一方で、デザインによってはサイズ直しや修理が難しくなる場合があります。
たとえば、リングの全周に宝石を留めたフルエタニティリングや、複雑な彫り模様が入ったデザインは、切断をともなう修理がおこなえません。また、特殊な製法で作られたハードプラチナも、ブランドによってはサイズ直しに制限があるケースが存在します。
将来的に指のサイズが変わる可能性を考えると、購入時にアフターサービスの範囲をしっかり確認しておくのが賢明です。
Pt950のを長く使うために、以下の3つに分けて正しいお手入れ方法を解説していきます。
詳しく解説します。
日常的なお手入れとして、以下の2つを実践してください。
一つずつ解説します。
ジュエリーの使用後は、柔らかい布で拭くのが、プラチナを傷つけずに汚れを落とす最適な方法です。
メガネ拭きのようなマイクロファイバーの布を使用すると、表面の油分をきれいに除去できます。ティッシュなどの硬い紙でこすると、目に見えない細かな傷がつく可能性があるため避けましょう。
優しく撫でるように拭くだけで、プラチナ本来の輝きが戻ります。
水がついた場合は、しっかり乾かすようにしてください。手洗いや料理で濡れたまま放置すると、宝石の裏側に水が残り、くすみの原因になる場合があります。
拭き取る際は清潔なタオルを使用し、湿気が残らないように確認しましょう。完全に乾いた状態にするのが、次に身に着けるときも気持ちよく使うためのポイントとなります。
定期的なお手入れとして、ぬるま湯と中性洗剤を使った洗浄をおすすめします。
普段の拭き取りでは落としきれない汚れが溜まってきたと感じたら、洗面器に薄めた洗剤液を作って浸け置きするのが良いです。柔らかいブラシで軽くこすると、装飾の隙間の汚れもすっきり落ちます。洗浄のあとは流水でしっかりすすぎ、水分を残さないように拭き取りましょう。
1カ月に1回程度の頻度でおこなうと、見違えるような輝きをキープできるようになります。
Pt950を取り扱う際は、以下の3点を避けるようにしてください。
これらは、素材の寿命を縮めてしまうような間違った方法です。詳しく解説します。
表面を拭き取る際は、研磨剤入りクロスは使用しないでください。
市販のシルバー磨きなどは金属を削る成分が入っているため、純度の高いプラチナを曇らせる原因となります。細かな傷を消そうとしておこなうと、逆に表面を荒らしてしまう可能性があるため注意してください。
ツヤ出しには専用のクロスか、何もついていないセーム革などを使いましょう。どうしても傷が気になる場合は、自分でおこなわずプロに磨き直しを依頼してください。
Pt950のジュエリーを身につける際は、塩素・温泉成分には触れさせないようにしましょう。
プラチナ自体は変色しにくい金属ですが、割金として含まれる成分と塩素や温泉成分が化学反応を起こす場合があります。とくに硫黄が含まれる温泉では、黒ずみの原因となるのが一般的です。プールの塩素も長時間触れるのは好ましくありません。
うっかり浸けてしまった場合は、すぐに真水で丁寧に洗い流してください。
強い衝撃や擦れに注意するのが、Pt950ジュエリーの変形や深い傷を防ぐためのポイントです。
Pt950は金よりも密度が高く重厚ですが、金属としては比較的柔らかいという特徴を持っています。力仕事や重い荷物を持つ際、そのまま指輪をはめていると強い圧力がかかって歪む恐れがあります。壁や家具に強く擦るのも、修復が難しい傷を作る原因になるため控えましょう。
日常の何気ない動作において、ジュエリーを保護する意識を持つのが大切です。
今回は、結婚指輪や婚約指輪の定番素材である「Pt950」について、その定義やほかの純度との違い、メリット・注意点を詳しく解説しました。
Pt950は、国際基準を満たす高い純度と、一生ものにふさわしい不変の輝きを兼ね備えた最高クラスの素材です。金属アレルギーが起こりにくく、変色や劣化にも強いため、毎日身に着けるブライダルジュエリーとして非常に優れた選択肢といえます。
この記事を参考に、素材の特性を正しく理解したうえで、あなたにとって最適な指輪選びを実現しましょう。もしお手持ちのプラチナジュエリーの価値を知りたい、あるいは売却を検討されている場合は、ぜひ一度専門の査定士が在籍する質屋や買取店へ相談してみるのがおすすめです。
質屋CLOAKでは、プラチナの質入れ・買取ともに対応しております。名古屋エリアで「お金が必要になった」「自宅に不要なものがある」などで質屋・買取の利用をご検討されている方は、ぜひ質屋CLOAKをご利用ください。

監修:井上 男(だん)
金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

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