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category: 貴金属についての豆知識
最終更新日 : 2024年10月14日
投稿日 : 2024年05月17日

ネックレスや指輪などのジュエリーでよく使われる18金ですが、どのような特徴があるのかを細かく理解している方は意外と少ないはずです。そこでこの記事では、以下の内容を解説しています。
この記事を読むことで、18金の特徴や正しいお手入れ方法を理解できます。すでに18金が手元にある方はもちろん、これから購入しようとしている方までぜひ最後までご覧ください。

18金は、金の含有量が全体の75%である金属のことです。金以外の25%は、銀や銅など他の金属で構成されています。
18金では、金にその他の金属を混ぜることで純金(24金)よりも硬度を増し、日常生活で使いやすい耐久性を実現しています。そのため18金は、以下のような長く身につけるジュエリーによく利用されています。
18金の他にも、「K18」「18K」という表記を目にしたことはありませんか?これらはすべて同じ金の純度、すなわち75%を指していますが、表記の違いは主に地域や文化からきています。
日本では18金のジュエリーにK18と刻印されることが多く、これは国内の製品に使用されることが一般的です。一方、海外製のジュエリーにはいわゆる「あとK」と呼ばれる18Kと刻印されていることが多いです。
海外製の18Kには金の含有量をごまかし、実際は金の含有量が75%未満にも関わらず18金として売られているものもあるため、注意しなければなりません。
金には、18金以外にも24金や10金などが存在しますが、これらはすべて金の含有量に違いがあります。
24金は純金とも呼ばれており、全体の99.9%が金でできています。18金と比較して柔らかく傷がつきやすいため、日常使いには適していません。主に投資用や記念品として利用されます。
一方10金は金の含有率は41.7%で、残りの51.3%はその他の金属です。高価な金の含有量を減らすことで、より手頃な価格で耐久性があることから、日常使いやファッションアクセサリーとしての需要があります。
また24金や18金・10金以外にも、以下のような金があります。
用途にあわせ、最適な金を選んでみてください。
18金には多くの金が含まれていることから、高価買取を見込めます。最近では金相場が高騰しており、比例するように買取相場も高くなっています。
2024年5月16日現在の18金買取相場は、「1g9,750円」です。
質屋CLOAKでは、以下のページにて日々最新の18金買取相場を掲載しています。ぜひ参考にしてください。
名古屋の金・プラチナ・貴金属買取なら|【公式】質屋CLOAK
18金は、ネックレスや指輪など、ジュエリーに使われることが多いです。その理由として、以下の2つがあります。
一つずつ見ていきましょう。
24金は柔らかく傷がつきやすいのに対し、18金は銀や銅を混合することで耐久性が強くなります。そのため18金は日常使いしても傷つきにくく、気軽に高級感のある金を身につけられることから、ジュエリーとしての人気が高くなっています。
また、18金ジュエリーは純度が高い金よりも硬度があるため、形状を保ちやすく、長期間にわたって美しさを保てます。
18金は、さまざまな色調を持つジュエリーを作るのに適しています。金をベースに他の金属を加えることで、色の変化が生まれ、「ホワイトゴールド」や「ピンクゴールド」といったカラーゴールドを作ることが可能です。
さまざまな色の金によってジュエリーの選択肢を増やせるため、18金がジュエリーに使用されることが多くなっています。

前述したように、18金にはさまざまなカラーバリエーションが存在します。ここでは、一般的なカラーゴールドについて解説していきます。
ピンクゴールドは銀や銅、パラジウムを含む金の合金です。銅の割合が多いため、硬さがあり耐久性に優れていますが、酸化しやすいという特性も持っています。
ピンクゴールドは独特な色合いがあり、女性向けのアクセサリーに広く用いられています。特に、エンゲージリングや記念日の贈り物として選ばれることが多いです。
イエローゴールドは、金に銀と銅を加えた合金で、純金に近く温かみのある色味を持つことから、多くの人々に親しまれています。イエローゴールド製のジュエリーは、その温かみのある色合いで、長く愛され続けています。
価格も比較的手頃でありながら、日常使いに適した強度を持っていることが特徴です。そのため、ブライダルジュエリーや高級ブランドの製品にもよく使用されています。
ホワイトゴールドは金にパラジウムや銀を加えたもので、プラチナに似た白い輝きを放ちます。パラジウムを含む合金はアレルギーを起こしにくいため、安心して長く使えるというのがメリットです。
ホワイトゴールドのジュエリーは、その洗練された外見から男女問わずに人気があり、特にモダンなデザインのアクセサリーに多く用いられています。
その他でよくめにするカラーゴールドとしては、以下のようなものがあります。
| ブラックゴールド | 金に銀とプラチナを混合したもの |
| グリーンゴールド | 主に銀を加えて作られる |
| レッドゴールド | 主に銅を多く含む合金 |
| パープルゴールド | 金にアルミニウムを加えた合金 |
これらのカラーゴールドは特別なアクセサリーや芸術作品に用いられることが多く、独特の魅力を放っています。
金は酸やアルカリに対する耐性が強く、基本的に変色はしません。ですが、ネックレスや指輪に使用される18金は、いくつかの要因から変色することがあるんです。なぜ、変色しないはずの18金が変色してしまうのでしょうか。
18金は、金と他の金属を混ぜ合わせた合金のため、使用していると金以外の金属に変色やくすみが生じることがあります。金以外の金属成分が、環境や使用条件によって化学反応を起こしやすいためです。
つまり、18金に含まれる金以外の金属が変色することで、18金を使ったネックレスや指輪が変色するというわけです。
特に、日常的に接触する皮脂や汗が金以外の金属と反応し、時間が経つにつれて変色を促進させることがあります。よって、定期的なクリーニングと適切な保管が大切です。
18金は、正しいお手入れが必要です。ここでは、以下3つの汚れの原因別に、正しいお手入れ方法を解説していきます。
一つずつ解説します。
18金のジュエリーは、日々の生活の中で汗や皮脂にさらされることで変色することが特に多いです。変色の原因が汗や皮脂によるものと考えられる場合は、以下のお手入れ方法を試してみてください。
定期的なメンテナンスによって汗や皮脂による金属の酸化を抑制し、アクセサリーを清潔に保つことが可能です。
18金は空気中の酸素と反応しやすいため、酸化によって黒ずむことがあります。18金の酸化は、以下の方法で予防可能です。
ただ、ダイヤモンドをはじめとした宝石が付いている18金ジュエリーには注意が必要です。水分によって宝石が劣化する可能性があるため、貴金属専用のクロスによって磨くようにしてください。
塩素と反応しやすい18金は、塩素が含まれる物質が付着することで変色や劣化が起こります。そのため、プールや温泉、さらには家庭用の漂白剤など、塩素が含まれる可能性のある場所での使用は避けてください。万が一塩素が付着した場合は、水ですぐに洗い流しましょう。
塩素による黒ずみが発生した場合は、ジュエリー専門店といった専門的なお店や業者に相談し、適切な対応をしてもらう必要があります。
18金は、金の含有量が全体の75%である金属のことです。金以外の25%は、銀や銅など他の金属で構成されています。
24金や10金とは金の含有量が異なり、耐久性が強く色味をつけられることから、ネックレスや指輪などのジュエリーに使用されることが多いです。
18金ジュエリーは、日常的に使用するなかで皮脂や汗・空気に触れることで、変色する可能性があります。そのため、使用したら必ず専用のクロスで拭き取り、変色が目立つようであれば適切な対処をするようにしてください。
また18金は、金相場の高騰により買取価格が高騰しています。質屋CLOAKでは、金関連商品の質入れ・買取ともに対応しております。名古屋エリアで「お金が必要になった」「自宅に不要なものがある」などで質屋・買取の利用をご検討されている方は、ぜひ質屋CLOAKをご利用ください。

監修:井上 男(だん)
金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

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