• お問い合わせ
  • メニュー
  • 閉じる

CLOAK TOPICS

守山小幡店ー新着情報

  • 昔のプラチナにある「Pm」「Pm900」「Pm850」とは|現在のPt表記との違いと査定 質屋CLOAK 守山小幡店

    昔のジュエリーを整理していると、現在一般的な「Pt900」「Pt850」ではなく、「Pm」「Pm900」「Pm850」と刻印された指輪やネックレスが見つかることがあります。特に昭和期の婚約指輪や立爪ダイヤモンドリング、色石リング、結婚指輪などでは、このような古いプラチナ表記を見ることがあります。

    Pmは、現在のPt表記が一般化する以前に使われていたプラチナの旧表記です。1960年代ごろから現在のPt表記へ移行していったとされており、現在ではプラチナの元素記号であるPtを使って、Pt900、Pt850などと表示する方法が一般的になっています。
    PM刻印pm900刻印の指輪

    ここで大切なのは、Pmという文字そのものが「低品位プラチナ」を意味するわけではないことです。

    Pm900・Pm850は、数字まで含めて見る

    Pm900と刻印されている場合は、プラチナ900、つまり90%程度のプラチナを示す古い表記として使われてきました。同様にPm850であれば、プラチナ850、85%程度のプラチナを示す表記です。

    したがって、

    Pm900だから現在のPt900より低い、

    Pm850だから現在のPt850とは別物、

    という意味ではありません。

    表記方法がPmからPtへ変化したのであって、900、850という数字自体は品位を示す重要な部分です。

    ただし、ここには古いジュエリーならではの注意点があります。

    現在のように品位管理や製造管理、分析技術が整っていなかった時代の製品も多いため、Pm900やPm850という刻印があっても、実際に確認すると表示値よりわずかに低い品位として判断されるものがあります。

    これはPm900がもともと低品位だったという意味ではありません。

    表示上はPm900でも、古い製品では現在のPt900と同じ精度で必ず90%が確保されているとは限らないため、実物確認をより重視するということです。

    質屋の査定では、この違いが非常に重要になります。

    数字のない「Pm」はさらに確認が必要

    一方、「Pm」とだけ刻印されていて、900や850といった数字が入っていないジュエリーもあります。

    この場合、Pmという文字からプラチナ系の古い製品であることは確認できますが、刻印だけでは具体的な純度を特定できません。

    Pmだけだから低品位ということではありませんし、反対にPmだから自動的にPt900として評価することもできません。

    実際の品物を確認し、その結果に応じて現在どのプラチナ品位として評価できるのかを判断します。

    このため、

    Pm900 → 900を示す古いプラチナ表記

    Pm850 → 850を示す古いプラチナ表記

    Pmのみ → プラチナを示す旧表記だが、数字がないため具体的な品位は実物確認が必要

    と整理すると分かりやすくなります。

    なぜPmからPtへ変わったのか

    昔の日本ではPmという略称がプラチナ製品に使われていましたが、その後、現在のPt表記へ移行していきました。

    現在ではプラチナの材質表示に元素記号のPtを使用するのが一般的です。

    そのため、Pmという刻印を見ると、それ自体がジュエリーの製造年代を考える一つの手掛かりにもなります。

    古い立爪ダイヤモンドリングなどを査定すると、Pm、Pm900、Pt900といった複数の表記が見つかることがあります。

    これは単純に素材の種類が違うというよりも、ジュエリーが作られた時代によって表示方法が変わってきたことを示しています。

    昔の婚約指輪ではPm表記を見ることがある

    昭和期の婚約指輪では、プラチナの枠にダイヤモンドを留めた立爪リングが数多く作られました。

    こうしたリングの中にはPm900やPmのみの刻印が残っているものがあります。

    現在では立爪の高さが使いにくく、長年ケースにしまったままという方も少なくありません。

    しかし、古いデザインであることと、現在の素材価値は別の話です。

    プラチナ価格も数年前と比べると上昇しているため、Pm900やPm850、Pm表記の古いリングについても、現在の相場で改めて確認する意味があります。

    また、ダイヤモンドや色石が付いている場合は、地金と宝石を分けて評価します。

    特に昔のダイヤモンドリングでは、プラチナ部分の評価と天然ダイヤモンドの評価が現在では異なる動きをしていることがあります。

    プラチナは相場上昇によって評価が高くなっている一方、天然ダイヤモンドはラボグロウンダイヤモンドの普及によって、一般的なサイズを中心に市場価格が以前より不安定になっています。

    そのため、昔購入した一つのリングの中でも、地金と宝石を現在の市場で別々に見直すことが重要です。

    Pm900だから必ず現代のPt900と完全に同じ、でもない

    ここは古いジュエリーを理解するうえで重要です。

    Pm900という数字は900の品位を示すために刻印されています。

    しかし、製造された年代によっては現在ほど品質管理が厳密ではなく、実際の含有率が表示から少し外れる場合があります。

    そのため査定では、

    「Pm900だから安くする」

    のではなく、

    「Pm900という刻印を重要な根拠として見ながら、古い製品なので実際の素材も確認する」

    という考え方になります。

    同様にPm850も、850を示す刻印ではありますが、古い製品については実物確認を合わせて行うことが大切です。

    これはPmだけに限った考え方ではありません。

    古いK18や海外製18Kなどについても、刻印と実際の素材が一致しているかを確認しながら査定するのが貴金属査定の基本です。

    昔の刻印を現代の基準で読み直す

    質屋CLOAK守山小幡店では、現在一般的なPt900やPt850だけでなく、Pm900、Pm850、数字のないPmなど、昔のプラチナジュエリーについても買取・質預かりの査定を行っています。

    重要なのは、「Pmは古いから安い」と考えることではありません。

    Pm900であれば900、Pm850であれば850という表示をまず確認し、そのうえで製造年代や現在確認できる素材を見ます。

    数字のないPmであれば、具体的な品位を実物から判断します。

    何十年も前の婚約指輪や色石リングに残る小さなPm刻印は、日本のプラチナジュエリーの歴史を残している印でもあります。

    そして現在は、その古いプラチナ製品を現在の相場で資産として見直すことができる時代です。

    昔の表記を現在の基準へ単純に置き換えるのではなく、当時の表示を尊重しながら、現在の実物を確認する。

    これが古いPm刻印のプラチナジュエリーを正しく査定するための基本的な考え方です。

    STORE INFORMATION

     

    取り扱い商品についての情報の新着情報