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K18・18K・750だけではない|昔のジュエリーに残る刻印から素材と時代を読み解く 質屋CLOAK 守山小幡店 | 質屋CLOAK守山小幡店
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K18・18K・750だけではない|昔のジュエリーに残る刻印から素材と時代を読み解く 質屋CLOAK 守山小幡店
昔のジュエリーを査定していると、現在ではあまり見かけなくなった刻印に出会うことがあります。K18やPt900のように分かりやすいものもあれば、「Pm」「585」「375」「14K」「純金」「足金」など、普段ジュエリーに詳しくない方には意味が分かりにくい表記もあります。
こうした刻印は、単に素材を示すだけではありません。製造された年代や国、当時のジュエリー文化を知る手掛かりになることもあります。
ただし、質屋の査定では「刻印に書いてあることをそのまま信じて価格を出す」というわけではありません。刻印はあくまで入口であり、現在その品物をどの素材として評価できるのかを確認することが基本です。
日本で最も見慣れているK18は、18金を示す代表的な刻印です

現在、日本のジュエリーで最も一般的な金の刻印の一つが「K18」です。
金は純金を24として表し、そのうち18が金であることから18金と呼ばれます。割合にすると約75%が金で、残りには銀や銅などの金属を加えることで、硬さや色味を調整しています。
日本ではリング、ネックレス、ピアス、ブレスレットなど幅広いジュエリーにK18が使用されてきました。
同じ18金でも、イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドなど色が異なりますが、18金としての金含有率そのものは同じ考え方です。
そのため査定では、K18イエローゴールドだから高い、K18ホワイトゴールドだから低いという単純な評価にはなりません。基本になるのは18金としての品位と重量です。
海外では18K・18Kt・750など表記方法が異なる
海外製ジュエリーでは、日本のK18とは違い、「18K」「18Kt」「750」などの刻印が一般的です。
750は1000分率で75%の金含有率を示すため、基本的には18金に相当します。イタリアをはじめヨーロッパのジュエリーでは非常によく使われる表記です。
また、14金であれば585、9金であれば375といった1000分率の刻印を見ることがあります。
585は58.5%程度の金を含むため14金相当、375は37.5%程度で9金相当という考え方です。
日本では18金のジュエリーが多く流通してきましたが、海外では14金や9金、10金なども一般的に使用されてきました。
そのため、ご家族から譲り受けた海外製リングに「585」と入っていても、「数字だけだから貴金属ではない」と判断する必要はありません。
現在どの品位の金として評価できるのかを確認することが重要です。
昔のプラチナに多い「Pm」刻印
古い日本のジュエリーで特徴的なのが「Pm」という刻印です。
現在ではプラチナ製品にPt850、Pt900、Pt950などの表記が一般的ですが、昭和の古いジュエリーでは「Pm」とだけ刻印されたリングやネックレスが見つかることがあります。
特に昔のダイヤモンドリングや色石リングで見かけることがあります。
ただし、Pmと書かれているから現在のPt900やPt850と同じ品位と決めることはできません。
古いPm製品にはプラチナ含有率に幅があるものがあり、現在の一般的なプラチナジュエリーより低い品位として評価する必要がある場合もあります。
そのため質屋では、Pmという刻印を見つけても、刻印だけで現在のPt900価格を当てはめることはありません。
実物を確認し、どの程度のプラチナ品位として評価できるのかを判断します。
このような古い刻印は、まさにジュエリーが作られた時代を残している部分でもあります。
純金という刻印は日本の古い金製品でよく見られる
日本の古い金製品では「純金」と日本語で刻印されたものがあります。
記念メダル、小判型の製品、置物、工芸品、ジュエリーなどで見かけることがあります。
一方、海外では24Kや999、999.9、9999などの表記が一般的で、「純金」という日本語刻印が海外製ジュエリーに通常使われるわけではありません。
中国語圏などでは足金、千足金、万足金など、日本とは異なる高品位金の表記が使われてきました。
ここでも重要なのは、文字そのものではなく実際の品位です。
千足金や万足金は本来非常に高い金純度を示す表記ですが、古い製品や販売経路が不明なものでは、現在の査定で表示通りの純度を確認できないことがあります。
また、足金と表示された古い製品では、20金から22金程度の高品位金として確認されるものもあれば、それより低い品位になるものも存在します。
つまり、「純金」「足金」「24K」という言葉だけを見て現在の純金価格を当てはめるのではなく、実物を確認することが必要です。
K14やK10だから価値が低いという意味ではない
昔の海外製ジュエリーや近年のファッションジュエリーでは、K14やK10も多く使われています。
18金と比べれば金含有率は低くなりますが、れっきとした金製品です。
特に現在は金価格そのものが高い水準にあるため、K14やK10であっても重量があれば査定対象として十分に意味があります。
以前であれば「18金じゃないから大した金額にならない」と考えられていたジュエリーでも、現在の相場では改めて見直す価値があります。
ピアス、細いリング、小さなペンダントなど、一点では大きな重量にならないものでも、複数まとめればまとまった金額になることがあります。
刻印がないから貴金属ではないとも限らない
反対に、刻印がないジュエリーもあります。
長年の使用で刻印が摩耗して消えてしまったもの、サイズ直しによって刻印部分がなくなったもの、そもそも製造時に刻印が入っていない古い製品などです。
こうした品物は、お客様自身も「金かどうか分からない」とお持ちになることがあります。
刻印がないことだけを理由に、金やプラチナではないと判断することはできません。
質屋の査定では、刻印が見つからない場合でも、素材を確認できるかどうかを見ていきます。
反対に、刻印が入っていても実際の素材と一致しない製品も存在します。
だからこそ、刻印は重要でありながら、あくまで査定の一つの手掛かりなのです。
刻印を見るとジュエリーが歩んできた時代が見えてくる
K18、18K、750、585、375、Pm、純金、足金。
これらはすべて、ジュエリーが作られた国や時代、素材の考え方の違いを残した印でもあります。
現在では統一されたように見える貴金属表記も、昔のジュエリーまで遡ると非常に多様です。
ご自宅を整理していて見慣れない刻印のリングやネックレスが出てきた場合、「意味が分からないから価値がない」と判断する必要はありません。
現在の金・プラチナ相場が高いからこそ、昔はあまり気にされなかったK14や低品位の金、高品位の古い金製品なども改めて資産として確認する意味があります。
質屋CLOAK守山小幡店では、分かりやすいK18やPt900だけでなく、昔のPm刻印、海外の750・585、足金などの表記があるジュエリーについても、現在確認できる素材を基準に買取・質預かりの査定を行っています。
古いジュエリーの刻印は、その品物の価値を決める答えそのものではありません。
しかし、そのジュエリーがどこで、どの時代に、どのような素材として作られたのかを知るための大切な手掛かりです。
そして最後に必要なのは、昔の表記を現在の相場に置き換えて考えることです。
何十年も前から残っている小さな刻印を読み解くことが、長く眠っていたジュエリーの現在価値を見直すきっかけになることがあります。
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