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守山小幡店ー新着情報

  • なぜ日本は世界有数のプラチナジュエリー大国になったのか|Pt900・Pt850が主流になった理由と現在の価値 質屋CLOAK 守山小幡店

    ジュエリーの査定をしていると、「昔購入した指輪はほとんどプラチナだった」というお話を伺うことがよくあります。実際、日本で昭和後期から平成にかけて販売された婚約指輪や結婚指輪、ダイヤモンドジュエリーの多くは、プラチナを素材として製作されていました。

    一方、海外へ目を向けると、必ずしもプラチナが主流というわけではありません。欧米ではイエローゴールドやホワイトゴールドも広く使われており、国や地域によって好まれる素材は異なります。それでは、なぜ日本ではこれほどまでにプラチナジュエリーが普及したのでしょうか。
    プラチナの両引きネックレスに大粒なダイヤモンド

    その理由の一つは、日本人が古くから白い貴金属に「清潔感」「上品さ」「特別感」を求めてきたことにあります。婚約指輪は一生に一度の贈り物という考え方が浸透する中で、変色しにくく耐久性にも優れたプラチナは、「永遠」を象徴する素材として広く受け入れられてきました。

    また、無色透明に近いダイヤモンドとの相性が良いことも、プラチナが選ばれた理由の一つです。白い地金はダイヤモンド本来の色味を引き立てやすく、婚約指輪として理想的な組み合わせと考えられてきました。百貨店や宝石専門店でも「婚約指輪はプラチナ」という提案が一般的となり、多くのご家庭にプラチナジュエリーが広がっていきました。

    日本で多く流通したプラチナジュエリーを見ると、リングにはPt900、ネックレスやチェーンにはPt850という刻印が非常に多く見られます。

    これは査定現場でも同様で、リングのほとんどはPt900、チェーン類はPt850という組み合わせが現在でも主流です。リングは強度を重視するためPt900が選ばれ、チェーンはしなやかさや加工性とのバランスからPt850が多く採用されました。この組み合わせは現在でも日本のジュエリー市場では標準的な仕様となっています。

    一方で、昭和中期以前のジュエリーでは、「Pm」という刻印を見ることがあります。Pmは現在のPt表示とは異なり、時代によって意味合いが異なるため、査定では刻印だけでは判断せず、素材の確認を行いながら評価しています。また、海外製ジュエリーではPt950やPt999、あるいは異なる表示方法が使われていることもあり、製造国によって考え方が異なります。

    近年では、プラチナ価格も数年前と比較して上昇傾向にあります。金価格ほど大きく話題になることは少ないものの、以前より地金としての評価は高くなっており、昔購入したプラチナジュエリーを査定にお持ちいただく機会も増えています。

    特に婚約指輪やダイヤモンドリングでは、プラチナの価値が見直されている一方で、ダイヤモンド市場は異なる動きをしています。

    天然ダイヤモンドはラボグロウンダイヤモンド(合成ダイヤモンド)の急速な普及によって、この数年で市場構造が大きく変化しました。流通量の多い0.2カラットから2カラット程度の天然ダイヤモンドは相場が以前より下落傾向にあり、プラチナ価格の上昇とダイヤモンド価格の変化が同時に起きています。

    そのため、昔購入したプラチナの婚約指輪でも、「プラチナ部分は以前より評価が高くなったが、ダイヤモンド部分は市場環境が変わっている」というケースが珍しくありません。

    最近では、このような市場の変化を踏まえ、

    • プラチナ価格が高いうちに売却する方
    • プラチナリングは質預かりを利用し、資産として活用する方
    • ダイヤモンドだけを外してリフォームや再鑑定を検討する方
    • ご家族へ受け継ぐために保管する方

    など、選択肢も多様になっています。

    質屋CLOAKでは、プラチナジュエリーを単に重量だけで評価するのではなく、ダイヤモンドや宝石の品質、ジュエリーとしての完成度、市場での流通状況まで総合的に確認しながら査定しています。

    昭和から平成にかけて日本で数多く販売されたプラチナジュエリーは、日本独自の文化が生み出した資産でもあります。現在は金だけでなくプラチナも以前より高い水準で評価される一方、ダイヤモンド市場は新しい時代を迎えています。

    だからこそ、「昔の婚約指輪だから」「古いプラチナリングだから」と決めつけるのではなく、現在の相場を基準に、プラチナ・ダイヤモンド・ジュエリーとしての価値をそれぞれ見直すことが大切です。

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