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CLOAK TOPICS

守山小幡店ー新着情報

  • ダイヤモンドより地金評価が中心になるジュエリーと、逆に宝石評価が残り続けるジュエリーとは

    宝石付きジュエリーの査定といえば、一般の方はまず「ダイヤモンド」を中心に考えがちです。しかし、現在のジュエリー市場では、ダイヤモンドは以前のような安定した評価が維持しづらくなっており、「地金部分の評価が中心になるジュエリー」が確実に増えています。一方で、ダイヤモンド以外の宝石の一部、特にエメラルド・ルビー・サファイアなどの**貴石(コランダム・ベリル系)**については、逆に希少性が高まっているという側面もあり、宝石としての評価が残るゾーンが存在します。

    この変化を理解するには、まず「宝石の供給事情」が重要です。

    ■ ダイヤモンドは“供給過多”と“代替品の台頭”という二つの圧力がある

    すでに前項で述べた通り、天然ダイヤモンド相場が伸びない最大の要因は、ラボグロウンダイヤモンド(合成石)の拡大です。
    ● 供給量が豊富
    ● 品質が安定
    ● 価格が天然石の数分の一

    これにより、特に0.2〜2ctの商材は天然・合成が同じ市場で競合し、材料としての評価が伸びにくくなっています。

    その結果、査定では
    「地金の方が安定した評価を持つ」
    という逆転現象が顕著になっています。

    ■ 一方で、エメラルド・ルビー・サファイアは“良質な石が減っている”
    2カラットのエメラルドリング

    ダイヤとは反対に、エメラルド・ルビー・サファイアといった古典的な貴石は、昔と比較して良質な原石が明らかに減っていると言われています。

    理由は2つあります。

    ① 昔の有名鉱脈が枯渇し始めている

    たとえば:

    • エメラルド:コロンビア産の高品質原石

    • ルビー:ミャンマー(旧ビルマ)の伝統的な鉱脈

    • サファイア:スリランカ、カシミールなどの著名産地

    これらの「長年宝石を生み出してきた鉱山」は、採掘量が減少し、かつての透明度・色の濃さ・結晶の大きさを誇る原石が非常に出にくくなっています。

    ② 新興産地(アフリカ大陸中心)からの宝石が主流になりつつある

    現在はアフリカ大陸(ザンビア、マダガスカル、モザンビークなど)からの宝石が多く流通しています。

    もちろん美しい石もありますが、

    • 色が淡い

    • 透明度が不安定

    • インクルージョンが多い

    • 大粒の良質石が少ない

    など、従来の「名門産地」で採れた石とは性質が異なるケースも多く、ジュエリーとしての評価が一本調子ではありません。

    ■ 昔のジュエリーでも“良質な宝石”は現在の市場で評価され続ける可能性

    こうした供給背景の変化により、近年は
    「昔のデザインでも、宝石の質が良ければ評価が残りやすい」
    という傾向がはっきりしています。

    古いジュエリーでも、

    • 色の深いエメラルド

    • 非常に透明度の高いルビー

    • 大粒で発色の良いサファイア

    といった宝石は現代では出にくいため、
    「結果的に希少性が高まっている」と言われています。

    質屋CLOAKでも、こうした宝石が付いたジュエリーは、デザインそのものが古くても「宝石単体」として評価できることがあり、地金評価のみで判断することはありません。

    ■ つまり現在の市場は“2つの流れ”が共存している

    地金評価が中心になりやすいジュエリー

    • ダイヤモンド(0.2〜2ct台の一粒石)

    • 小粒のメレー中心のデザイン

    • 宝石部分より地金の比率が高い製品

    宝石評価が残りやすいジュエリー

    • 良質なエメラルド、ルビー、サファイア

    • 古いデザインでも宝石グレードが高いもの

    • 大粒で独自の色を持つ石

    査定の現場では、この「どちらの評価軸に属するか」を見極めることが非常に重要になります。

    ■ 売却だけでなく、質預かりという選択肢が活きる

    宝石付きジュエリーは、地金と宝石の価値がまったく異なる価格帯で動くため、
    売却ではなく質預かりが適するケースも確実に存在します。

    • エメラルド、ルビー、サファイアは手放すと再取得が難しい

    • 金相場は強く、地金だけでも担保価値が安定する

    • ダイヤ相場は不安定なので売却判断を保留できる

    こうした理由から、査定だけ受けて「持っておく」という選択も十分に合理的です。

    ■まとめ

    宝石付きジュエリーは、
    “地金評価が軸になるもの” と “宝石評価が今も残るもの” がはっきり分かれる時代に入っています。
    この構造を理解することで、査定結果への納得感が大きく変わり、売却・保留・質預かりの判断もブレなくなります。

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