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宝石付きジュエリーは地金と宝石を分けて考えるのが基本
宝石付きジュエリーを査定する際、多くの方が「宝石が付いているから価値が高くなるはず」と考えて来店されます。しかし実際の査定では、地金部分と宝石部分はまったく別の評価軸で見られます。特に現在は、金・プラチナ相場が歴史的に高い水準にある一方で、ダイヤモンドをはじめとする一粒石の相場は安定しているとはいえず、むしろ下落傾向が見られる場面もあります。この「逆方向の動き」が続く今、宝石付きジュエリーを理解するうえで、地金と宝石を分けて考えることは非常に重要です。

まず、地金評価は比較的明確です。金やプラチナは、品位(K18、K24、Pt900、Pt850など)と重量によって、当日の相場に基づき計算されます。素材が確認できる限り、地金としての価値は安定して評価され、経年やデザインに左右されにくい特徴があります。壊れていても曲がっていても、地金であれば素材としての価値が残るため、「ジュエリーとしての状態が悪い=価値がなくなる」ということはありません。
一方で、宝石部分はまったく別の判断が必要です。宝石にも エバリュエーション基準がありますが、地金ほど明確な基準が存在するわけではなく、種類・大きさ・品質・市場での需要が複合的に絡みます。特にダイヤモンドは、「4C」が全てではありません。0.2ct前後から2ct台までのゾーンは世界的に流通量が多く、現在は需給バランスの変化やマーケットの動きにより、価格が安定しない領域になっています。これが「金やプラチナの相場が高騰しているのに、ダイヤモンド部分は期待ほどの評価が付かない」現象の背景です。
宝石付きジュエリーを査定する際、まず確認されるのは「宝石が単体で評価できるかどうか」です。ルビー、エメラルド、サファイア、確定が取れるアレキサンドライトやパライバトルマリンなど、一部の石は単体評価が可能ですが、サイズや品質が基準に届いていなければ、単体としての価値は伸びません。この場合、宝石はジュエリーの構成要素として扱われ、地金評価が中心になります。
さらに、宝石の評価は「製品として再販できるかどうか」も大きく関わります。ジュエリーとしてのデザイン性、石留めの構造、枠のバランスなどが整っている場合、製品としての評価が加わるため、宝石付きジュエリーとして成立します。しかし、デザインが極端だったり、石の使い方が不自然だったり、枠が薄く再販時に修理が必要な場合には、宝石部分の評価は限定的になり、結果として地金中心の評価になります。
このように、宝石付きジュエリーは「地金+宝石」の合算で評価されるものではなく、それぞれが独立した基準を持ち、さらに製品評価としての軸が加わります。現在の相場環境では、地金の評価が強く、宝石部分は慎重な判断が必要となるため、「宝石が付いているから高いはず」という期待と査定結果が一致しないケースも生まれやすくなっています。
質屋CLOAKでは、宝石付きジュエリーの査定時に、この評価構造を丁寧に説明することを心がけています。売却だけでなく、質預かりとして品物を残す選択肢もあるため、地金部分がしっかり評価される今は、手放さずに活用する判断も現実的です。宝石の相場が不安定な現状では特に、売却を急ぐよりも、まずは「どう評価されるのか」を理解することが、後悔のない判断につながります。
宝石付きジュエリーは、見た目の華やかさとは裏腹に、評価の構造は地金と宝石で大きく異なります。これを理解しておくことで、査定結果に対する納得感が大きく変わり、貴金属を資産としてどう活かすかの視点も広がります。今はまさに、ジュエリーを「価値の内訳」で見つめなおす良い時期だといえるでしょう。
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