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  • 金の保管方法4選!家庭用金庫の選び方や自宅で保管する際の注意点も解説


    category: 貴金属についての豆知識

    最終更新日 : 2025年06月26日
    投稿日 : 2025年06月26日


    金をお持ちの方は、金の保管方法についてお悩みなのではないでしょうか?

    金は価値のあるものであるため、保管に際しては、盗難、品質劣化など、心配事が数多くあります。金の保管方法について、正しい知識を身につけておけば、安心して金を保有できるでしょう。

    そこでこの記事では、以下のトピックについて解説します。

    • 金の主な保管方法
    • 家庭用金庫の選び方
    • 自宅で金を保管する際の注意点
    • 金の種類別の正しい保管方法

    この記事を読むことで、適切な金の保管方法について知ることができます。

    「金の正しい保管方法を知り、資産価値を守りたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

    主な金の保管方法


    金の主な保管方法には、以下の4つがあります。

    • 貸金庫での保管
    • 貴金属保管サービスの利用
    • 純金積立
    • 自宅での保管

    それぞれについて解説します。

    貸金庫での保管

    貸金庫は、銀行や信用金庫などが提供している保管サービスです。金、宝石、有価証券などの貴重品を保管できます。

    貸金庫での保管は、高いセキュリティ環境で金を守ってもらえるのが最大のメリットです。万全の防犯対策はもちろんのこと、地震や火災に対する対策も備えられています。

    ただし、毎月2,000〜3,000円程度の利用料が発生してしまいます。また、本人か事前に登録した代理人しか出し入れができない点に注意が必要です。

    貴金属保管サービスの利用

    貴金属保管サービスは、専門業者が、金やプラチナなどの貴金属を安全に保管するサービスです。

    金を購入したあとに、自宅や金融機関に移動させることなく、すぐに保管してもらえます。そのため、手間がかかりませんし、紛失や盗難のリスクを減らすことが可能です。

    貸金庫と比較すると費用が安い点も魅力です。業者によっては、保管料がかからない場合もあります。

    ただし、貴金属以外のものは保管してもらえません。また、別の業者から購入した金を保管してもらう場合には、手数料が発生することがあることに注意が必要です。

    純金積立

    純金積立は、毎月、定められた数量、あるいは金額の金を購入する投資方法です。長期的に資産を積み立てたい方にはおすすめの投資です。

    金融機関が安全に金を保管してくれるため、手元に置いておく必要がありません。少額から気軽に始められる点も魅力です。ただし、取引の際には手数料が発生します。

    純金積立には、特定保管と消費寄託の2種類があります。それぞれについて詳しく解説します。

    特定保管

    特定保管は、金の所有権は自分で持ちながら、金を運営会社に預ける保管方法です。所有権は自分にあるため、運営会社が倒産した場合にも、返還要求をすれば金を取り戻せます。

    ただし、預ける金の量、保管期間に応じた保管料が発生することが一般的です。

    消費寄託

    消費寄託は、金を購入しますが、金の所有権は運営会社が持ち金の運用は運営会社に任せるという契約携帯です。預けた金の返還請求はいつでも可能であり、保管料は無料であることが一般的です。

    発生した利益は受け取れますが、運営会社が倒産した場合には、預けた金が返還されないリスクがあることに注意しなければなりません。信頼できる運営会社を選ぶことをおすすめします。

    自宅での保管

    自宅で金を保管する方法もあります。すぐに現金化できる、金を手元に置いて飾れる、金を持っている実感を得られるなどのメリットがあります。

    ただし、セキュリティ面での心配があるため、盗難や災害から守るためには、金庫で保管することをおすすめします。

    タンス、床下などにしまっておくと、盗難のリスクがあるだけではなく、金が劣化してしまう可能性があるため避けたほうがよいでしょう。

    【自宅での金保管】家庭用金庫の選び方


    自宅で金を保管する場合の、家庭用金庫の選び方は以下の3点です。

    • 用途に合わせた金庫を選ぶ
    • 金庫の防犯面や耐久性などをチェックする
    • ロックの種類を選ぶ

    それぞれについて解説します。

    用途に合わせた金庫を選ぶ

    家庭用金庫には、据え置き型と手提げ型があるため、用途に合わせて選ぶことが重要です。

    据え置き型は、金庫ごと持って行かれないように重く作られています。そのため防犯性は高いのですが、災害時などに移動させるのも困難です。

    一方、手提げ型は、移動しやすいように軽く作られており、サイズも小型です。持ち運び可能であるため、緊急時にも移動しやすいでしょう。ただし、防犯面から考えると、持ち去られるリスクが高いといえます。

    メリットとデメリットを考慮して、それぞれの用途に合わせた金庫を選びましょう。

    金庫の防犯面や耐久性などをチェックする

    家庭用金庫を選ぶ際には、金庫の性能として、防犯面や耐久性などをチェックすることも重要です。

    防犯面は、防盗金庫と呼ばれるものを選ぶと安心です。防盗金庫とは、防盗金庫は防盗を目的に作られており、ドリルやハンマーによるこじ開け、バーナーによる溶断などに耐える性能を持っている金庫のことです。15分、30分、60分の3つの基準によって分けられています。

    耐久性には、耐火性と耐水性があります。耐火性は、耐火時間によって0.5時間、1時間、2時間、3時間、4時間に分類されており、2時間以上の金庫を選ぶと安心です。

    耐水性は、ETL耐水試験マークがついている金庫を選ぶと良いでしょう。

    ロックの種類を選ぶ

    ロックの種類によって、セキュリティの高さや操作性が異なるため、それぞれの必要に応じて選びましょう。

    主なロックの種類は以下の通りです。

    • ダイヤル式:左右にダイヤルを回して合わせる。セキュリティは高いが操作が複雑
    • シリンダー式:専用の鍵を使用する。操作は簡単だが、鍵を盗まれると簡単に開けられてしまう
    • カードキー式:磁気カード・ICカードをかざす方式で操作は簡単だが、カードを盗まれると簡単に開けられてしまう
    • 生体認証式:指紋や顔の認証式でセキュリティは高いがコストがかかる

    上記を参考に、ご自身で管理しやすいロックの方法を選ぶようにしてください。

    自宅で金を保管する際の注意点

    自宅で金を保管する際の注意点は、以下の3点です。

    • 保管場所に気をつける
    • 金の重量に気をつける
    • 保管していることや保管場所を他言しない

    それぞれについて解説します。

    保管場所に気を付ける

    自宅で金を保管する際には、保管場所に気をつけましょう。

    タンス、床下などで保管すると、盗難リスクが高いだけではなく、火事や災害などの際に消失や破損の可能性があります。また、保管環境によっては金が劣化してしまうこともあるため、おすすめできません。

    自宅保管の場合には、家庭用金庫にて保管することをおすすめします。

    金の重量に気をつける

    自宅保管の場合には、金の重量に気をつけなければ、床が傷ついたり抜けたりしてしまいます。家庭用金庫に入れる際には、金の重量に加えて、金庫の重量も考慮しなければなりません。

    特に、据え置き型金庫は重いため、自宅の床の強度に合わせる必要があります。

    保管していることや保管場所を他言しない

    自宅で金を保管する際には、保管していることや保管場所を他言しないようにしましょう。伝えた相手が信頼できる方であったとしても、何かの拍子に別の人に情報が伝わってしまう可能性があるためです。

    盗難リスクを小さくするためには、他人に金に関する情報を漏らさないことが重要です。

    【金の種類別】正しい保管方法


    金の正しい保管方法は、金製品の種類によって異なります。以下の3種類の金製品における正しい保管方法について、それぞれ解説します。

    • 金アクセサリーやジュエリー
    • 金インゴット
    • 金貨

    正しい知識を身につけて、大切な金製品を劣化させないようにしましょう。

    金アクセサリーやジュエリー

    金アクセサリーやジュエリーは、他の金属が配合されていることが一般的です。そのため、汗や皮脂などによって変色したり、錆びたりする可能性があります。使用後は、柔らかい布を用いてこまめに優しく汚れを拭き取りましょう。

    また、アクセサリーやジュエリー同士が擦れ合うと傷がついてしまうため、ジュエリーボックスなどの個別で保管できるケースを使用することをおすすめします。

    金インゴット

    金インゴットは大きなものは高額であるため、防犯性や耐久性に優れた家庭用金庫で保管することをおすすめします。

    金インゴットを売却する場合には、金額によっては確定申告が必要です。ただし、購入時期によって、税率が減額される制度があります。そのため、購入時期が証明できる領収書などを一緒に金庫に保管しておくとよいでしょう。

    金貨

    金貨を保管する場合には、専用ケースやペーパーコインホルダーを使用するとよいでしょう。

    金純度の高い金貨の場合には、比較的、劣化のリスクは低いといえます。一方で、純度の低い金貨は、酸素や水分の影響を受けて、劣化してしまうことがあります。

    そのため、可能な限り空気に触れないように密閉した上で、日の当たらない低湿度の場所での保管がおすすめです。

    また、汗や皮脂による酸化を防ぐために、手袋を着用して扱うようにしましょう。

    まとめ

    金の主な保管方法は、貸金庫での保管、貴金属保管サービスの利用、純金積立、自宅での保管などです。自宅で保管する場合には、適切な家庭用金庫を選んで安全に保管することをおすすめします。

    正しい金の保管方法を理解して、盗難や紛失、品質劣化などを防止することが重要です。金を保有している方は、安全な保管方法を選択して、資産価値を守りましょう。

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    監修:井上 男(だん)

    金や貴金属・ブランド品をはじめ幅広いジャンルを取り扱う「質屋CLOAK」の代表。1977年7月生まれ。
    査定歴は25年以上で、年間10,000点ほどの商品を査定。長年培ってきた経験やスキル・最新相場の把握によって、お客様のご希望に寄り添った高額査定を実現中。

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