高級時計買取・質預かり・質入れの査定ポイント

高級時計を買取査定・質預かり質入れの取引の際、質屋ではどんな箇所をチェックしているかを解説します。

高級時計の買取りで質屋CLOAK名古屋大須店がチェックするポイント

ここでは、腕時計の買取や質預かりを依頼する前に覚えておくと役立つ、バイヤーから見た時に重要とされる主な査定のチェックポイントについて、質屋CLOAK名古屋大須店が分かりやすく幾つかお答えいたします。ぜひ下記の解説を参考に、高級時計の買取やブランドウォッチの取扱いにお役立て頂ければと思います。

腕時計買取・質預かりの査定ポイントその1：文字盤の状態をチェック

腕時計の買取や質預かりの査定の際、時計を拝見し最初に目のいくポイントが文字盤です。文字盤とは時を表す目盛りを記した盤のことで、ガラス（風防）によってカバーされていますので、日常お使いになる分には傷がつくことはありませんが、長年使い続けていると経年劣化により、文字盤が変色または退色（文字盤焼け）してくるモノや、ヒビや錆びによる腐食が起きているものなどがあります。

このような文字盤の状態の場合、査定価格が大きく下がってしまう傾向にあります。

逆に使用状態や保存状態が良好で、文字盤の不具合が確認できない高級時計・ブランドウォッチは、高価買取や質預かりによる高額融資の期待ができます。そのため、腕時計の保管には普段から十分に気を付けてください。

時計買取・質預かりの査定ポイントその2：ガラスとベゼルの傷

次に見る腕時計の買取・質預かりの査定のポイントとして、ガラスやベゼルの傷や状態です。

ガラスとは、文字盤の傷やホコリが入らないように保護している風防のこと言います。

ベゼルとは、ガラス周りを囲む外周のパーツのことで、クロノグラフの時計に見られるタキメーターや、装飾時計に見られるダイヤモンドやルビーなどの宝石が施される部位のことです。

どちらも傷の具合により買取価格や質預かりの金額に大きな影響を与えるポイントとなります。

特にベゼルは、文字盤と同じく腕時計の顔ともいえる一番目に留まる重要なパーツで、個性を表す意味でも要な部分でもあります。

そのため、腕時計をお使いの際、特に腕から外して保管する際は、ガラス側を下にして置くのは避けてください。

ベゼルやガラスが傷ついたときは、メーカーや時計修理専門店での修復、場合によっては交換となります。

腕時計買取・質預かりの査定ポイントその3：リューズの不具合をチェック

続いてリューズの傷を見ていきます。

リューズとは、時間の調整や日付けを合わせたり、動力となるゼンマイを巻き上げたりするつまみのこと。

今までと同様、傷などを見るわけですが、特に宝飾時計にみられる色石のついたリューズなどは、ヒビや欠けがあると買取金額や質預かりの金額に大きく影響するため、しっかりと調べるポイントとなります。

他にはリューズを回し時計の機構に不具合が無いか、ネジ山の溝のすり減りが無いかなどをチェックします。

機構に不具合のある腕時計は、パーツ交換やオーバーホールといったメンテナンスが必要となるため、査定価格が下がってしまいます。

腕時計買取・質預かりの査定ポイントその4：ベルトの傷みと使用感

ブランドウォッチ・高級時計のベルト（バンド・ブレス）の傷や汚れなどの使用感も買取査定や質預かり査定の際にチェックするポイントとなります。

特に革ベルトやラバーベルトは使用頻度や使い方によって汚れや傷み具合が顕著に表れる為、状態により、時計の買取価格や質預かりの査定に大きく差がでてきます。

一方、金属製のベルトは、傷や凹み、伸び（よれ）具合や、長さを調整するコマの長さや有無によって査定価格が大きく変わるのが特徴です。

手首のサイズに合わせて取り外したコマがあれば、査定に影響しませんが、無い場合は減額の対象となります。

そのため、時計の買取や質預かりの際には取り外したコマを忘れずに持っていくようにしましょう。

腕時計買取・質預かりの査定ポイントその5：付属品の有無の確認

ブランドウォッチや高級時計には新品で購入した時にオリジナルの箱、保証書(ギャランテーガード)、取扱説明書、そのほかにも付属品が付いてきます。そのため、お持ちであれば一緒に持参ください。

無くしてしまったり、捨ててしまったという場合でも取り扱いできますが、付属品が全てそろっている腕時計と比べますと、高額な腕時計であればあるほど、査定金額が大きく変わります。

当然ではありますが、買取の金額や質預かりの金額が下がってしまいますので、無くさないように保管しておきましょう。

中でも特に、ギャランティーの有無が非常に重要で、このギャランティーカードが無いことで十数万円も減額する腕時計も多数存在し、場合によっては数百万も減額するモノもございます。

その他に、付属品がすべて揃っていてもコンディション、外箱や内箱の破損、湿気によるベタ付き、クッションの破れ、クッションが無いという場合も減額になります。